L ヴァン・デル ポスト

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ある国にて 南アフリカ物語

L ヴァン・デル ポスト

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784622078982
ISBN 10 : 4622078988
フォーマット
出版社
発行年月
2015年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
318p;20

内容詳細

南アフリカにおける人種差別、異文化の対立/和解を主題とした、デビュー作。『戦場のメリークリスマス』に連なる人間描写はここから始まった。本邦初訳。著者自身の体験に基づいた、個人の良心と道徳性を問う問題作であり、初期アパルトヘイトの歴史的記録であり、今日的意味の大きい作品である。

【著者紹介】
ローレンス・ヴァン・デル・ポスト : 1906‐1996。南アフリカのフィリッポリスに生まれる。作家、探検家、思想家。幼年時代を南アフリカで過ごし、1920年代末に渡英。ブルームズベリー・グループのメンバーとして、『ある国にて―南アフリカ物語』で文壇にデビューする。39年に英陸軍に入隊、43年、旧日本軍の捕虜となる。日本軍降伏後、東南アジア地域連合軍総司令官マウントバッテン将軍の幕僚として、バタヴィア(現ジャカルタ)のイギリス公使館付陸軍武官を務め、インドネシアの民族主義者とオランダ植民地政府の調停にあたった

戸田章子 : 1963年東京に生まれる。上智大学外国語学部英語学科出身。現在、米国Merck & Co.,Inc.の日本法人MSD株式会社に同時通訳者として勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Apollo さん

    アパルトヘイト成立前、30年代の南アが舞台。本来その土地の主人公であるべき人々が、よそからやってきた人々に「原住民」と差別されるその本末転倒の甚だしさ。部族の村を出るときは誇り高く朗らかだった青年が、白人社会の都会で生きる方向性を失い、薬物から離れられなくなって最後には死んでしまう。歴史に埋もれたそうした人々の温かな体温と、それが奪われたときの冷たさは、世界の誰であっても変わることはないのに。

  • takao さん

    ふむ

  • GX さん

    南アフリカというと、アパルトヘイト、ネルソン・マンデラ、くらいの知識しかありませませんでした。この本を読んで初めて、イギリス系とオランダ系、黒人とカラードの間の葛藤、差別もあること、そして、この本の主人公のような人生があったことを知りました。また、訳者あとがきでは、著者と日本との因縁、訳者が著者に会うまでのいきさつなどもとても興味深かったです。今も進行中のさまざまな混迷に対して、何かの答えを与えてくれるわけでは、ないですが、大事なことを教えてくれます。この訳者がいたから、この本に出合えたことに感謝します。

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