Kraftwerk

Kraftwerk (クラフトワーク) プロフィール

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今にしてみれば、 クラフトワークYMOムーン・ライダーズなどテクノ・ポップ・バンドに影響を与えた先駆的な存在として、日本におけるパブリック・イメージが確立されていて、日本文化の一片(テクノ・カット)にも記憶されているが、結成当時、日本には、カンタンジェリン・ドリーム (クラウス・シュルツ)らと同様に「ジャーマン・プログレ」という括りで情報が入ってきたらしい。タンジェリン・ドリーム のような70年代のアングラ/ヒッピー感が微塵もない、機械的にシーケンサーを反復させたサウンドは、お堅く、冷酷で生真面目...といった「日本人がイメージするドイツ人」そのものであったのだろう(ギリギリな表現かな?)。

「テクノ・ポップ」というサウンドはそれまでに全くなかった新しいジャンルで、そのジャンルを生んだパイオニア的存在とさせた決定的なアルバムが1974年に発表した アウトバーン 。特に全米ではトリップ・ミュージックとしてかなり高い評価を得たとも言われている。“アウトバーン”で歌った‘〜ファン・ファン・ファン〜’は勿論ビーチボーイズのその曲であり、クラフトワークビーチボーイズ...という意外性の面白さ、そしてそんな些細な共通点があるだけでも身近に感じることが出来たリスナーも多かったのではないだろうか。また、メンバーの中心人物であるフローリアンは飛行機が大の苦手、そしてラルフは名曲’ツール・ド・フランス’でお分かりのように、大の自転車狂(自転車に乗ってばかりいて、曲作りをしないラルフとフローリアンが大喧嘩したという話も…。)、といった、ジャケット写真のお堅そうな顔つきからは想像できない意外なキャラクター性も堪らなく愛らしいのだ。

こんな私が書いていいのだろうか...という申し訳ない気持ちと、愛するクラフトワークへの想いを抱きつつ、メンバーの経歴・活動について。1970年ドイツのデュッセルドルフで結成。グループ名のKraftwerkは日本語で発電所の意。デュッセルドルフ音楽院卒のフローリアン・シュナイダーとラルフ・ヒュッターは既にOganizationというグループを結成し音楽活動をしていたが、その後クラウス・ディンガー、アンドレアス・ホーマンを加えて、クラフトワークとして活動を開始。そして同年にはコニー・プランクのスタジオで制作されたデビュー・アルバム クラフト・ワーク を発表。ドイツでは5万枚以上ものセールスを記録している。

1971年、クラウスとアンドレアスが抜けるがフローリアンとラルフで活動を続行、セカンド・アルバムの クラフトワーク2 、続いて翌年にも ラルフ&フローリアン を立て続けてリリース。その後ウォルフガング・フルール、クラウス・ローダーの2人を新メンバーとして迎え1974年にアウトバーン 。を発表。ドイツだけでなく全米・全英チャートでもベスト5を記録するまでのヒットとなった。

世界的なアーティストとなった彼らは更なる進出を目指し、フィリップスからキャピトルへと移籍、メンバーもクラウス・ローダーに替わってカール・バルトスがメンバーへ参入しアルバム Radio Activity (放射能)を1975年にリリース。「電波」「放射能」をコンセプトに徹底したサウンドを作り出した、何とも「職人肌」的な作品だったために、ポップ路線だったアウトバーン のようなヒットには及ばなかった。2年後の1977年、 ヨーロッパ特急をリリースするが、これまたポップ路線とは一線を引くようなものだった。そして78年 人間解体(Man Machine)をリリース。雰囲気的にはアウトバーン に近いテクノ・ポップ・サウンドで、ニンマリとしたファンも多かったであろう。突然〜We Are The Robots〜(1曲目)とくるセンス、〜Man Machine〜…もう抜群でございます。全く最高だ。

この頃から80年代を象徴するサウンドであるエレクトリック・ダンス/ポップスが生まれている。当時の音楽産業のムーヴメントは、クラフトワークの出現によって時代がクラフトワークを追いかけ、そういった流れになったと言っても過言ではなさそうだ。因みにこの 人間解体(Man Machine)がリリースされた年にYMOがデビューを果たしている。

1981年には コンピューター・ワールド を発表し、シングル‘コンピューター・ラヴ’は全英で15位をマークする大ヒット、またこの曲以外でも2曲目の‘Pocket Calculator’や1曲目の‘Computer World’などニクイ楽曲が並ぶ名盤だ。だが、時代がクラフトワークに追いついたとでも言うべきか、テクノという言葉・サウンドが一般的な時代になっていった為に、商業的にはさほど話題にはのぼらず、83年に制作された“Techno Pop”は何故かリリースされず、そのアルバム中の名曲‘Tour De France’のみシングル・カットされている。その後の1986年にリリースした エレクトリック・カフェもヒットには及ばなかった。しかし、5年という長いインターバルの後の1991年にリリースされたリ・レコーディング集の ザ・ミックス で返り咲いた。何とクラフトワークから時代のサウンドへ歩み寄るようかのように(悪く言えば皮肉るかのように)、ポップ&ダンス・アレンジを施し、久々にヒットを記録した。

その後アルバムはリリースされていないものの、最近では「EXPO2000」のテーマ曲を手掛けシングル盤、そしてそのリミックス盤もリリース。2002年には日本のテクノ・ファン冬の風物詩となった室内型レイヴ・イヴェント「エレクトラグライド」にメインアクトとして来日。若い音楽ファンにその存在の大きさを見せ付けた。

そして2003年“Tour De France”の最新リミックスのシングルをリリースの情報に続いてなんとエレクトリック・カフェ以来17年ぶりとなる新作ツール・ド・フランスをリリースするのである!アルバムの内容は、シングル曲“Tour De France 03”を中核にし、「ツール・ド・フランス」のサウンドトラック的役割を果たすものとの事。新曲じゃないのかよっと思わず突っ込みをいれたくもなるが、間違いなくこれは事件だ…。

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