冒頭から、古めかしいシンセの音で、不穏な空気を醸しだす。ゆったりとしたテンポの中、ダウナーなVoが絡みつく。枯れている…(いい意味で)。彼ら特有の音世界を確立した作品といえるでしょう。突然バーストするラストの曲、興奮します。

音がクリアーになってメジャーっぽくなりましたね…。(デジタルっぽく聴こえる)　曲も幾分POPになって聴きやすい。でも前作(the cycle of〜)の凝った音処理、MIXに比べると物足りなさを感じるのも否めない。曲調は初期にあった様な、若さを取り戻した風にも感じますが…。ま

センスの良い音処理は、一聴の価値あり！Dubっぽい録音の仕方や、サンプラー、編集は、ちょっと独特で他に類を見ない。課外活動の激しいメンバーの努力の賜物か？（ダウンポワー、リモート・ヴュワー等）枯れたVoも深さを増した1枚。傑作！　

初期はLo-Fiですね。フライング・ソーサー・アタックmeetsパレスと称する人もいますが、個人的には“アノラックのグループがソニック・ユースにハマった”と云った印象でした。既に音響的センスは伺えますが、まだまだ荒削り。（因みに当時のLiveでは、Dead Cばりのノイズを

かなりキテます。ep「HOME IS〜」で音響面での後退が否めなかったので、ちょっとガッカリしてたんですが…。これは傑作でしょう！音もクリアーになって（少し）POPになってます。国内盤、出ないんですかね？モグワイやアラブ・ストラップを出すぐらいなら、是非こちもお願い