あらかじめ言っておく。この作品は、EL＆パーマーの先入観をもって聴いては駄目！コテコテのユーロビート好きが、どういうわけか気まぐれで聴いて「おっ、EL＆パウエルってバンド結構イケるじゃん」と思う、そういう次元にある。真面目な話、スピーディーなマーチ調のロックとして1曲目はなかなか、たしかフジテレビもどこかで使っていた。パウエルに合掌。

グレッグは声変わりしちゃったのかな？もっさりしちゃったのが、他の二人の疾走感をそいでいるのが残念！

1986年のリリース時、コージーが加入してどんなサウンドになるのかワクワクしながらCDを買いに行ったのを思い出す。中でもThe ScoreはNo.1のお気に入り曲。ドラマチックな曲の展開。力強くも水が流れるが如く美しい旋律。壮大且つダイナミックなエマーソンのオーケストレーション。コージーのパワフルでソリッドなバスドラ・シンバルもエコーが適度に利いて二重丸。何よりハーモニーが美しい。死んでもあの世でこの一枚を聴いていたい。

一曲目でﾌﾟﾛﾚｽﾌｧﾝは既視感を覚えるだろう。 そうN日本ﾌﾟﾛﾚｽのﾃｰﾏだ。 私はこの曲こそ「軍艦マーチ」「トゥルース」に変わるﾊﾟﾁﾝｺﾎｰﾙ開店BGMに成る！ﾄｵﾓｳﾉﾀﾞｶﾞ そして最終曲にﾎﾙｽﾄ巨匠の組曲「惑星」より、「火星」 ﾌｨﾘｯﾌﾟ卿からﾄﾞﾝちゃん(^^;)、富田先生までｶｳﾞｧｰしまくった名曲に敢えて挑戦！ ﾊﾓﾝﾄﾞを捨てﾎﾟﾘｼﾝｾをガナらすキース、ﾊﾞｽﾄﾞﾗこそ我が命ｺｰｼﾞｰ! この両者の戦い（ｺﾗﾎﾞ?)こそ必聴の本作。 え？ｸﾞﾚｯｸﾞ? (沈黙)

EL＆Pファンなら聴くべし！特に1曲目から4曲目まで怒涛のごとく迫るｺｰｼﾞｰﾊﾟｳｴﾙのﾄﾞﾗﾑとｷｰｽｴﾏｰｿﾝのﾍｳﾞｨなｷｰﾎﾞｰﾄﾞは最高！