このアルバム、グラミー賞をとっていたりする。

Dixie ChicksからThe Chicksへ、同じアルバムで2通りのグループ名が使われるのは今のご時世ならではです。古くは、カントリー、フォーク、ブルーグラスのイメージがあったと思います。どの曲も聞きやすい軽い曲ばかりでした。日本ではあまりメジャーになれなかったようですが、アメリカでは、DVDを含め書店、ガソリンスタンド、レコードショップに行けば必ず数種のCDが置いてあったグループが、政治的発言から、一気に表舞台から消えてしまいます。14年振りのこの新作は前作「Taking the Long Way」の頃から少しずつポップロックに変わって、さらにポップになっています。昔のカントリーフォークを知る私には、期待外れで全曲一気に聞くのは苦痛です。

ジャンル？ロックでもいいしカントリーでもいいよ。聴く側もジャンルなんか気にせず広い視野を持とう！ 自分はベスト盤＝便利なものとしてとらえているので一枚物にしてくれたほうがありがたかった。 キャリアもまだそんなにないのになぜ二枚組にしたんだろう？

これさえあればオリジナルアルバムは不要。…僅か４枚のアルバムからの選曲を２枚ものCDに収めたわけで（いいところ半分は収録している）厳選されたとは言い難い。『ESSENTIAL』シリーズらしくない編集盤。

DixieのDVDは全て購入したので、どんなものかと思ったのですが・・・ ドキュメンタリーということで、オフステージやリハの映像などを期待したものの、レコーディング・スタッフらしき人や関係者のインタビュー（もちろん本人らのもありますが）ばかりで、繰り返し見てみたい内容ではなく、一度きりで、ラックに収納してしまいました。字幕がついていれば、多少は楽しめるかもしれませんが、輸入版ですので・・・ あまりおすすめはできません。

良い選曲ではあるが、ベスト盤にしては少なすぎ？ た〜くさんもれている曲があります。 主なスタジオ盤としてはまだ４枚しか出していないので、こまめに一枚一枚お求めになった方が・・・ むしろライブ盤のほうがTAKING THE LONG WAY以前からの選曲にはなりますが、２枚組でもあるのでお徳かと思います。

待った結果がこれか〜。視聴してみて買う気が失せました。全作とは比べものにならない程引きつけられるものがありませんでした。でも、ジャケはカッコいいです。

本国では評判のいいバンドですが…。 スローテンポの曲はまだ聴けるけれど、ミディアム〜アップ・テンポの曲は声に振幅がないので聴いていると疲れてきます。 歌い方もワンパターンです。 男性のカントリーと比較すると軽さは否めません。 １枚持っていれば、十分のバンドと思います。 実力のあることは認めますが…。