「ALTUS」のブーレーズ指揮タイトルを網羅
バロックから現代まで4作品をまとめた数量限定セット!
「ALTUS」から発売されているブーレーズ指揮のタイトルすべて(4タイトル全7枚)を、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収めた数量限定セットです。
【ALT343/4】(2CD)・・・コンサートホール・レーベルへの『春の祭典』録音の直前におこなわれた激烈ライヴ。終演後は初演時を思わせる騒ぎになりブラボーとブーが錯綜する大変な興奮の渦。オール・ストラヴィンスキー・プロの1夜と、ドビュッシーからヴァレーズまでの才気あふれるプログラムの1夜を豪華カップリング、ステレオ・ライヴ。
【ALT345】(2CD)・・・ブーレーズのニューイヤーコンサート、メシアン夫人の名手イヴォンヌ・ロリオとモーツァルト三昧。ブーレーズのモーツァルトの伴奏の雄弁さがすばらしく、木管が立体的に浮かび、曲想の変化にあわせ変幻の勢いで息もつかせぬすばらしさ。大メシアンが称賛したロリオのモーツァルトですが、すばらしいテクニック、音色の豊かさなど、ここまで生き生きしたモーツァルトは稀。すばらしい復刻です。音質もモノラルながら大変聴きやすく良好。モーツァルト・ファンならずとも長く聴かれることまちがいなしの逸品。
【ALT346】・・・前衛音楽の使徒が本領を発揮、初演メンバーによる壮絶の『グルッペン』収録。3群のオーケストラがそれぞれ独立した時空間を持ち、互いに激しく侵食しあうセリエリズムの超難曲『グルッペン』は、シュトックハウゼン、マデルナ、ブーレーズの指揮とケルン放送交響楽団によって1958年に初演されました。このディスクは全く同じ布陣によるわずか1年後のライヴ。前衛作曲家かつ指揮者である3人の、確かな手ごたえを持って厳しく指揮しあうさまがしかと記録されており、凄まじいまでの緊張感です。『断ち切られた歌』は第二次世界大戦中に迫害された犠牲者の手紙がテキストに用いられた、ノーノの代表作。ルイジ・ノーノ[1924-1990]、カールハインツ・シュトックハウゼン[1928-2007]、ブーレーズの3人は現代音楽界の三羽ガラスと呼ばれ、前衛音楽を牽引してきた存在ですが、ノーノとシュトックハウゼンは意見の相違から激しく対立、決別の道を辿ります。ブーレーズがこのふたりの作品を振った貴重にして刺激的な演奏会のライヴ録音。前衛音楽最盛期の異様なまでの熱気に圧倒されること間違いなし!
【ALT347/8】(2CD)・・・ブーレーズ盤歴初レパートリー、しかもクリアなステレオ録音。明晰で格調高く、モダン楽器でも全く違和感なし、むしろラモーの美しい魅力がダイレクトに伝わる名演。『イポリトとアリシ』は50歳を迎えたラモーがついに本腰を入れてオペラに挑んだその1作目にして最高傑作の呼び声高い作品です。ブフォン論争を白熱させるほどに卓越した和声法と管弦楽法が駆使されたこのラモーの名作は、モダン楽器による力強い演奏にも十分耐えうる迫力と適応力を持っています。収録されているのはラモー没後200年にあたる1964年に行われたシャンゼリゼ劇場でのライヴ。曖昧さのないブーレーズの指揮が巧みな情景描写や躍動的な舞曲をさらに引き締まったものにし、心地よい緊張感と推進力を生み出しています。物語後半の悲劇的な調子も媚びたところがなく高潔で堂々としていて迫真の出来。歌手陣はヤカールを始めフランスの実力者ぞろい、美しいフランス語による朗々とした歌唱が胸に響きます。部分的なカットも物語や音楽の本質を見据えたもので、じっくりと音楽に集中できる形と言えましょう。解説書にはあらすじのほか他トラック別の大意を掲載。(販売元情報)
【収録情報】
【ALT343/4】(2CD)
Disc1
ストラヴィンスキー:
● 管弦楽のための4つの練習曲
● カンタータ『星の王』
● ドビュッシーの墓碑銘(管楽器のためのサンフォニー)
● カンタータ『説教、説話、祈り』
● バレエ音楽『春の祭典』
ジョアンナ・ピータース(アルト)
ヘルベルト・ハント(テノール)
セバスチャン・ショウ(バリトン、朗唱)
フランス国立放送合唱団(合唱指揮:ルネ・アリックス)
フランス国立放送管弦楽団
ピエール・ブーレーズ(指揮)
録音:1963年6月18日 パリ、シャンゼリゼ劇場(ライヴ/ステレオ)
Disc2
● ドビュッシー:バレエ音楽『遊戯』
● ベルク:アルテンベルク歌曲集
● シェーンベルク:5つの管弦楽曲 Op.16
● シェーンベルク:4つの管弦楽歌曲 Op.22
● ヴァレーズ:アルカナ
ジョアンナ・ピータース(アルト)
フランス国立放送管弦楽団
ピエール・ブーレーズ(指揮)
録音:1964年3月10日 パリ、シャンゼリゼ劇場(ライヴ/ステレオ)
【ALT345】(2CD)
Disc1
● モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467
● モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K.537『戴冠式』
Disc2
● モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503
イヴォンヌ・ロリオ(ピアノ)
ラムルー管弦楽団
ピエール・ブーレーズ(指揮)
録音:1964年1月1日 パリ音楽院(ライヴ/モノラル)
【ALT346】
● ノーノ:ソプラノとコントラルト、テノール、混声合唱とオーケストラのための『断ち切られた歌』
イルゼ・ホルヴェーク(ソプラノ)
エヴァ・ボーネマン(コントラルト)
フリードリヒ・レンツ(テノール)
ケルン放送合唱団(合唱指揮:ベルンハルト・ツィンマーマン)
ケルン放送交響楽団
ピエール・ブーレーズ(指揮)
● シュトックハウゼン:3群のオーケストラのための『グルッペン』〜作品第6番
ケルン放送交響楽団
カールハインツ・シュトックハウゼン(オーケストラ1:指揮)
ブルーノ・マデルナ(オーケストラ2:指揮)
ピエール・ブーレーズ(オーケストラ3:指揮)
録音:1959年 ウィーン芸術週間(ライヴ/モノラル)
【ALT347/8】(2CD)
● ラモー:歌劇『イポリートとアリシー』全曲
イポリート:ジェラール・デュナン(オート・コントル)
アリシー:ラシェル・ヤカール(ソプラノ)
フェードル:リーズ・アルスゲ(メゾ・ソプラノ)
テゼ王:ルイ・モーラン(バス)
エノーヌ:シュザンヌ・ラファイエ(ソプラノ)
プリュトン/ネプトゥーヌ:ロジェ・ソワイエ(バス)
ディアーヌ:ベルト・カル(ソプラノ)
ティジフォヌ/メルキュール:ミシェル・ハメル(テノール)
女羊飼い:シルヴェンヌ・ジルマ(ソプラノ)
フランス国立放送合唱団
フランス国立放送管弦楽団
ピエール・ブーレーズ(指揮)
録音:1964年10月13日 パリ、シャンゼリゼ劇場(ライヴ/ステレオ)
限定生産
国内製作
日本語帯・解説付き
ブーレーズの指揮による、1950〜1960年代の珠玉のライヴ演奏を収録。賛否入り混じるストラヴィンスキー「春の祭典」や、イヴォンヌ・ロリオとのモーツァルトのピアノ協奏曲、シュトックハウゼンの作品など、古典から現代までを幅広く収録している。(CDジャーナル データベースより)