CD 輸入盤

ハンス・シュミット=イッセルシュテット・エディション 第2集〜フィリップス、マーキュリー、ドイツ・グラモフォン、アコール録音集(15CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4845516
組み枚数
:
15
レーベル
:
:
Australia
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明


ドイツの名指揮者がフィリップス、マーキュリー、DGほかに行った録音を初集大成
CD15枚組ボックス・セット、限定盤


シリーズ第1集のデッカ録音全集に続き、ドイツの指揮者ハンス・シュミット=イッセルシュテット[1900-1973]によるフィリップス、マーキュリー、ドイツ・グラモフォンとアコールへの録音集です。CD15枚組ボックス・セット。限定盤。
 1944年(ハインリヒ・ズーターマイスター)から彼の最後の録音となった1973年のブラームス:ピアノ協奏曲第1番までが収録されています。モーツァルトはこの指揮者が誰よりも敬愛していた作曲家でした。「私たちはあまりにも親しい友人です・・・彼の音楽を聴いた時に何を感じるか、説明することさえできません。それは私の目を濡らし、私の息をのませます・・・人生の終わりには私はモーツァルトの音楽に完全に自分を溶け込ませたいと思っています」とシュミット=イッセルシュテットは語っていました。
 ハンス・シュミット=イッセルシュテットはウィーン・フィルとのベートーヴェンの交響曲ツィクルスの録音で、1970年代多くのレコード・ファンに知られるようになりました。戦前のドイツで録音をしたり、ベルリンやハンブルクの歌劇場の指揮者の職など重要な地位に就いたりしていましたが、彼のキャリアは現在NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団として知られるハンブルク北ドイツ放送交響楽団の創設者・指揮者として1945年以降新たな段階に入りました。リムスキー=コルサコフの『シェエラザード』の演奏はダイナミックで見事に準備されています。ブラームスの『ハンガリー舞曲集』全曲を彼らの演奏で聴くことができるのは珍しく、このセットの楽しみのひとつです。大好評だったヴィルヘルム・バックハウスと共演したウィーン・フィルとのベートーヴェンのピアノ協奏曲ツィクルスは、シュミット=イッセルシュテットがいかに好意的な伴奏者であるかを証明しました。このセットでは同様にラヴェルでモニク・アースを、ブラームスでアルフレート・ブレンデルを、モーツァルトでヴォルフガング・シュナイダーハンを、ベートーヴェンでヘンリク・シェリングをきめ細かくサポートしています。
 北ドイツ放送交響楽団の評判とともに彼の国際的評価も上がり、ヨーロッパの著名なオーケストラから招かれるようになりました。1955年から64年までロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務め、1962年に彼らとベルワルドの交響曲第1番と第3番を録音しました。シュミット=イッセルシュテットは特にイギリスとドイツの、多くの新作の初演を行いました。ヴォルフガング・フォルトナーによる『The Creation』はアメリカの詩人、ジェイムズ・ウェルドン・ジョンソンの詩による17分間の生き生きとした曲です。『天地創造』を現代的に再構成したもので、シュミット=イッセルシュテットは北ドイツ放送交響楽団とともにディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの伴奏を行っています。1972年のモーツァルトのオペラ『偽の女庭師』のドイツ語版『恋の花つくり』では、フィリップスによりジェシー・ノーマン、ヘルマン・プライ、タティアナ・トロヤノスなどオール・スターのキャストが集められました。セットにはもっとも初期の1940年代の録音があり、初CD化や初発売となっています。
 オリジナル・ジャケット仕様。オリジナル・カップリング。Peter Quantrillによるハンス・シュミット=イッセルシュテットと彼のキャリアについての新規エッセーを掲載(欧文)。

※録音全集と謳っている商品の中にも、稀に音源が漏れているものもございますこと、予めご了承ください。(輸入元情報)

【収録情報】

【フィリップス録音】

Disc1
ベートーヴェン
1. ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
2. ロマンス第2番ヘ長調 Op.50

 ヘンリク・シェリング
(ヴァイオリン)
 ロンドン交響楽団
 ハンス・シュミット=イッセルシュテット
(指揮)

 録音:1965年7月、ロンドン
Disc2
● ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15

 アルフレート・ブレンデル
(ピアノ)
 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 ハンス・シュミット=イッセルシュテット
(指揮)

 録音:1973年5月、アムステルダム
Disc3-5
● モーツァルト:歌劇『恋の花つくり』 K.196 全曲


 イレアナ・コトルバス(ソプラノ/セルペッタ)
 ヘレン・ドナート(ソプラノ/サンドリーナ)
 ジェシー・ノーマン(ソプラノ/アルミンダ)
 タティアナ・トロヤノス(メゾ・ソプラノ/ドン・ラミーロ)
 ヴェルナー・ホルヴェーク(テノール/ベルフィオーレ伯爵)
 ゲルハルト・ウンガー(テノール/市長)
 ヘルマン・プライ(バリトン/ナルド)
 北ドイツ放送交響楽団&合唱団
 ハンス・シュミット=イッセルシュテット
(指揮)

 録音:1972年6月、ハンブルク


【マーキュリー録音】

Disc6
モーツァルト:
1. 交響曲第39番変ホ長調 K.543
2. 交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』

 ロンドン交響楽団
 ハンス・シュミット=イッセルシュテット
(指揮)

 録音:1958年6月(1)、7月(2)、ロンドン
Disc7
シューベルト:
1. 交響曲第6番ハ長調 D.589
2. 交響曲第4番ハ短調 D.417『悲劇的』

 ロンドン交響楽団

 ワルター・ジュスキント(指揮:2)
 ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮:1)

 録音:1958年7月、ロンドン


【アコール録音】

Disc8
● ブラームス:ハンガリー舞曲集 WoO1 全曲

 北ドイツ放送交響楽団
 ハンス・シュミット=イッセルシュテット
(指揮)

 録音:1962年9月、ハンブルク
Disc9
● リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』 Op.35

 エーリヒ・レーン
(ソロ・ヴァイオリン)
 北ドイツ放送交響楽団
 ハンス・シュミット=イッセルシュテット
(指揮)

 録音:1959年5月、ハンブルク
Disc10
ベルワルド:
1. 交響曲第1番ト短調『セリューズ』
2. 交響曲第3番ハ長調『サンギュリエール』

 ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・シュミット=イッセルシュテット
(指揮)

 録音:1962年2月、ストックホルム


【ドイツ・グラモフォン録音】

Disc11
モーツァルト:
1. ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218
2. ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219『トルコ風』

 ヴォルフガング・シュナイダーハン
(ヴァイオリン)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1)
 北ドイツ放送交響楽団(2)
 ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)

 録音:1960年12月、ベルリン(1) 1960年5月、ハンブルク(2)
Disc12
1. フォルトナー:The Creation
2. フォルトナー:断章
3. ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調

 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
(バリトン:1)
 カール・ゼーマン(ピアノ:2)
 モニク・アース(ピアノ:3)
 北ドイツ放送交響楽団
 ハンス・シュミット=イッセルシュテット
(指揮)

 録音:1948年11月、ハンブルク
Disc13
● ヴェルディ:歌劇『椿姫』ハイライツ(歌唱:ドイツ語)

 マリア・シュターダー
(ソプラノ/ヴィオレッタ)
 エルンスト・ヘフリガー(テノール/アルフレード)
 ローレンス・ウィンターズ(バス/ジョルジョ・ジェルモン)
 ウルスラ・ツォレンコフ(アルト/フローラ・ベルヴォワ)
 ドロテア・フェルスター=ゲオルギ(ソプラノ/アンニーナ)
 北ドイツ放送交響楽団&合唱団
 ハンス・シュミット=イッセルシュテット
(指揮)

 録音:1958年2月、ハンブルク
Disc14
ドヴォルザーク:
1. 弦楽セレナード ホ長調 Op.22
2. 管楽セレナード ニ短調 Op.44

 北ドイツ放送交響楽団
 ハンス・シュミット=イッセルシュテット
(指揮)

 録音:1963年12月、ハンブルク

Disc15『歴史的録音』
1. モーツァルト:交響曲第38番ニ長調 K.594『プラハ』
2. モーツァルト:恋とはどんなものかしら(歌劇『フィガロの結婚』 K.492より ドイツ語歌唱)
3. モーツァルト:ぶってよマゼット(歌劇『ドン・ジョヴァンニ』 K.527より ドイツ語歌唱)
4. チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調 Op.48
5. ハインリヒ・ズーターマイスター:歌劇『ロメオとジュリエット』抜粋

 ローレ・ホフマン
(ソプラノ:2,3)
 クリステル・ゴルツ(ソプラノ:5)
 ユリウス・カトナ(テノール:5)
 北ドイツ放送交響楽団(1-4)
 ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団(5)
 ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)

 録音:1948年6月(1)、1947年7月(2,3)、1947年6月〜7月(4)、ハンブルク 1944年7月、ベルリン(5)

 ステレオ録音(Disc1-11,13)、モノラル録音(Disc12,15)


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イッセルシュテットの、音楽を自然に鳴らし...

投稿日:2023/09/01 (金)

イッセルシュテットの、音楽を自然に鳴らし、いつの間にか聴いている私もこの中に溶け込まされる演奏、これがヨーロッパの伝統なのだと思わせる。1970年、ベートーベン生誕200年を記念した日本武道館でのコンサートでも指揮をとり、第九での自然な音楽作りに感銘を受けた。ただ、1960年代に、バイオリニストの海野義雄と入れた、メンコン、チャイコンが含まれないのは、極めて残念です。日本人が、世界的を相手に、最高の音楽を繰り広げた大切な記録です。アマティの温かく心に触れる音が、60年たった今も耳の奥で響いています。復活を望みます。なので星は一つ減らして四つです。

torasan さん | 東京都 | 不明

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