デュトワ・モントリオール・レコーディングズ（３５ＣＤ）

デュトワ・モントリオール・ボックス（３５ＣＤ）

シャルル・デュトワがモントリオール交響楽団とデッカに録音した主要なコンサート・レパートリーから収録した限定ボックス。デジタル録音初期にスタートした彼らの録音は、教会録音の美しい音響とデッカのセッション録音ならではの細部まで克明でありながら全体のプロポーションも完璧というサウンド・イメージが相乗効果をもたらし、アルバムがリリースされるたびに演奏と共にその優秀録音ぶりが評判となっていたものです。
　デュトワとモントリオール響の基本スタイルは、楽譜情報を精巧にトレースするもので、美しく磨き抜かれたその仕上がりは精緻で信頼度が高く、対旋律や意外な音型の存在感など、聴いていて面白いものが多いのも特徴。
　デュトワがモントリオール響の音楽監督に就任したのは1977年のことなので、わずか数年で成果が出たのは驚きですが、背景には、楽員を大幅に入れ替えて演奏能力を高め、さらに徹底したトレーニングによってアンサンブルの水準を引き上げたという実績があります。
　このセットは、デュトワとモントリオール響による力作の数々を、発売時のオリジナル・デザインのジャケットと共に手軽に楽しむことができるもので、オーディオ的な満足度も非常に高いものとなっています。
　なお、付属のブックレットには、デュトワとモントリオール響の録音に数多く携わったイギリスの名プロデューサー、レイ・ミンシャル[1934-2007]による文章と、音楽ジャーナリストのアンドルー・スチュワートによるライナー・ノーツがが掲載されています（欧文）。ちなみにボックス・サイズは13cm x 13cm x 9cm、重量は約900グラムということです。（HMV）

【収録情報】

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Disc1
● ラヴェル：バレエ音楽『ダフニスとクロエ』全曲
　録音：1980年

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Disc2
● ラヴェル：ボレロ
● ラヴェル：道化師の朝の歌
● ラヴェル：スペイン狂詩曲
● ラヴェル：ラ・ヴァルス
　録音：1981年

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Disc3
● ファリャ：バレエ音楽『三角帽子』
● ファリャ：『恋は魔術師』
　録音：1981年

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Disc4
● サン＝サーンス：交響曲第3番ハ短調Op.78 『オルガン付き』
● ショーソン：交響曲 変ロ長調Op.20
　録音：1982年 1995年

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Disc5
● ラヴェル：ピアノ協奏曲ト長調
● ラヴェル：左手のための協奏曲ニ長調
　パスカル・ロジェ(P)
● ラヴェル：古風なメヌエット
● ラヴェル：海原の小舟
● ラヴェル：バレエ『ジャンヌの扇』より ファンファーレ
　録音：1982年

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Disc6
● レスピーギ：交響詩『ローマの松』
● レスピーギ：交響詩『ローマの祭り』
● レスピーギ：交響詩『ローマの噴水』
　録音：1982年

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Disc7
● ラヴェル：マ・メール・ロワ
● ラヴェル：亡き王女のためのパヴァーヌ
● ラヴェル：組曲『クープランの墓』
● ラヴェル：高雅にして感傷的なワルツ 録音：1983年

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Disc8
● R=コルサコフ：交響組曲『シェエラザード』Op.35
● R=コルサコフ：スペイン奇想曲Op.34
　録音：1983年

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Disc9
● オッフェンバック：バレエ『パリの喜び』
● グノー：歌劇『ファウスト』より バレエ音楽
　録音：1983年

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Disc10
● ベルリオーズ：幻想交響曲
● ベルリオーズ：序曲『ローマの謝肉祭』
● ベルリオーズ：序曲『海賊』
● ベルリオーズ：序曲『宗教裁判官』
　録音：1984年 1995年

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Disc11
● ストラヴィンスキー：バレエ音楽『春の祭典』
● ストラヴィンスキー：管楽器のための交響曲
　録音：1984年

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Disc12
● スッペ： 『軽騎兵』序曲
● スッペ：『ファティニッツァ』序曲
● スッペ：『ウィーンの朝・昼・晩』序曲
● スッペ：『怪盗団』序曲
● スッペ：『美しいガラテア』序曲
● スッペ：『詩人と農夫』序曲
● スッペ：『スペードの女王』序曲
　録音：1984年

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Disc13
● ストラヴィンスキー：バレエ音楽『火の鳥』
● ストラヴィンスキー：幻想的スケルツォOp.3
● ストラヴィンスキー：幻想曲『花火』Op.4 録音：1984年

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Disc14
● ムソルグスキー：『ホヴァーンシチナ』序曲
● ムソルグスキー：交響詩『はげ山の一夜』
● ムソルグスキー：組曲『展覧会の絵』（ラヴェル編）
● R=コルサコフ：『ロシアの復活祭』序曲
　録音：1985年

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Disc15
● メンデルスゾーン：劇付随音楽『夏の夜の夢』（抜粋）
● メンデルスゾーン：序曲『フィンガルの洞窟』
● メンデルスゾーン：序曲『美しいメルジーネの物語』
● メンデルスゾーン：序曲『ルイ・ブラス』
　録音：1986年

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Disc16
● ホルスト：組曲『惑星』
　録音：1986年

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Disc17
● ストラヴィンスキー：バレエ音楽『ぺトルーシュカ』
● ストラヴィンスキー：交響詩『うぐいすの歌』
● ストラヴィンスキー：オーケストラのための4つのエチュード
　録音：1986年

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Disc18
● ビゼー：『アルルの女』第1&2組曲
● ビゼー：『カルメン』第1&2組曲
　録音：1986年 "

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Disc19
● フォーレ：レクィエムOp.80
　キリ・テ・カナワ(Sp) シェリル・ミルンズ(Br)
● フォーレ：組曲『ペレアスとメリザンド』Op.80
● フォーレ：パヴァーヌOp.50
　録音：1987年

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Disc20
● バルトーク：管弦楽のための協奏曲
● バルトーク：弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽
　録音：1987年

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Disc21
● シャブリエ：楽しい行進曲
● デュカス：交響詩『魔法使いの弟子』
● シャブリエ：狂詩曲『スペイン』
● サティ：2つのジムノペディ
● サン=サーンス：歌劇『サムソンとデリラ』より バッカナール
● ビゼー：小組曲『子供の遊び』
● トマ：歌劇『レーモン』序曲
● イベール：喜遊曲(室内オーケストラのための)
　録音：1987年

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Disc22
● ドビュッシー：管弦楽のための映像
● ドビュッシー：夜想曲
　録音：1988年

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Disc23
● ドビュッシー：交響詩『海』
● ドビュッシー：バレエ『遊戯』
● ドビュッシー：交響的断章『聖セバスティアンの殉教』
● ドビュッシー：牧神の午後への前奏曲 録音：1989年

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Disc24
● フランク：交響曲ニ短調
● ダンディ：フランス山人の歌による交響曲
　ジャン＝イヴ・ティボーデ(P)
　録音：1989年

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Disc25-26
● チャイコフスキー：バレエ『白鳥の湖』全曲
　録音：1991年

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Disc27-28
● チャイコフスキー：バレエ音楽『くるみ割り人形』全曲
● チャイコフスキー：『眠りの森の美女』〜「オーロラ姫の結婚」（ディアギレフ版）
　録音：1992年

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Disc29
● イベール：交響組曲『寄港地』
● イベール：フルート協奏曲
● イベール：モーツァルトへのオマージュ
● イベール：交響組曲『パリ』
● イベール：バッカナール
● イベール：ボストニアーナ
● イベール：ルイヴィル協奏曲
　ティモシー・ハッチンズ(Fl)
　録音：1992年

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Disc30
● ドビュッシー：交響組曲『春』
● ドビュッシー：『子供の領分』（カプレ編曲）
● ドビュッシー：レントより遅く
　録音：1994年

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Disc31
● ビゼー：序曲イ長調
● ビゼー：組曲『美しきパースの娘』
● ビゼー：交響曲ハ長調
● ビゼー：序曲『祖国』
　録音：1995年

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Disc32
● オルフ：カルミナ・ブラーナ 録音：1996年

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Disc33
● リスト：ハンガリー狂詩曲第2番ハ短調 S.359-4（ミュラー＝ベルクハウス編）
● ドヴォルザーク：スラヴ狂詩曲第3番変イ長調 Op.45-3
● アルヴェーン：スウェーデン狂詩曲第1番 Op.19『夏至の徹夜祭』
● エネスコ：ルーマニア狂詩曲第1番Op.11-1
● グラズノフ：オリエンタル狂詩曲Op.29
　録音：1996年

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Disc34
● ピアソラ：アディオス・ノニーノ
● ピアソラ：天使のミロンガ
● ピアソラ：バンドネオンとギターのための二重協奏曲
● ピアソラ：オブリビオン
● ピアソラ：3つのブエノスアイレス・タンゴ風楽章
● ピアソラ：ダンサ・クリオージャ
● ピアソラ：タンガーソ 録音：2000年

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Disc35
● テオドラキス：アダージョ（フルート、ストリング・オーケストラ、パーカッションのための）
● テオドラキス：バレエ組曲『ゾルバ』（抜粋）
● テオドラキス：バレエ組曲『謝肉祭』から3つの小品
　録音：2004年

　モントリオール交響楽団＆合唱団
　シャルル・デュトワ（指揮）