【中古:盤質AB】 Crush

ボン・ジョヴィ復活！前作のオリジナル・アルバム『Ｔｈｅｓｅ　Ｄａｙｓ』から５年ぶりとなるニュー・アルバム『Ｃｒｕｓｈ』が遂にリリース。この間にはジョン・ボン・ジョヴィの俳優業や、彼やギタリスト、リッチー・サンボラ各々のソロ作発表などがありました。そして注目の今作。端的にいってファンが求めるボン・ジョヴィの真髄たるロックは全開。一曲目のややダークなザクザクしたギター・リフのイントロから、サビのコーラスへの至福の転換。もうバッチリです。リハビリ的なヨロヨロ感、一切なし！強いんだな、この人達は。バンドを長く続ければ必ず訪れる山と谷、アメリカの音楽マーケットの嗜好性が決定的に変化したこともあって、思うように活動が行なえなかったのではないか？といったこと（こちらは多分）、を乗り越えた力強さをサウンドに感じます。　　ジョン・ボン・ジョヴィの歌うメロディは相変わらずキャッチーだし、サウンドも、ほんとにまっとうなロック王道ぶり。�Dではビートルズとレッド・ツェッペリンを掛け合わせたようなストリングスの上で、ギター・ソロが唸るという面白い構成で、最後まで聴かせるし、�Fのキラキラした必殺バラードにしても、めちゃめちゃキャッチー。あぁ、ボン・ジョヴィだなぁ、というサウンドで全編を貫いてます。全曲シングル・カットというのは大げさにしてもそれだけ捨て曲がないというのは確か。もともと用意してあった曲が６０曲あったというし、的確なプロデューサー選びや強力なソングライターを招き入れたことなど（クレジットはないけど）、全ての妥協を排した結果でしょう。