ボビー・ライル(Bobby Lyle)はアメリカ合衆国テネシー州メンフィス生まれのソウル・ジャズ、スムーズ・ジャズ、フュージョンのピアニスト、作曲家。アルバムは85年の録音でフュージョン系が真っ向からジャズを演奏した快作。共演者はベースがスタンリー・クラーク、ドラムがアレックス・アクーニャ、パーカッションがレニー・カストロ。演奏はチック・コリアの「Spain」を冒頭に「Naima」「Poinciana」「Child Is Born」オリジナルと多彩。全曲を器用な演奏で聴くことができる。しかしその反面、全体の統一感がほしいところだ。それとどうしてもフュージョンに聴こえてしまうがここがボビー・ライルの持ち味かもしれない。