バロック時代の音楽愛好家が楽しんだ編曲集
ギターというと近代的なイメージがありますが、現在のものに近い形態の楽器はバロック時にすでに人気を博していました。当時から人気曲のギター編曲が行われ、リュリやラモーの作品がアマチュアに愛奏されたとのこと。どうしてもレパートリー的に今日あまり採りあげられませんが、この録音で耳にすることが可能となりました。
演奏はイザベル・ショメー中心。ベルトラン・キャゼとのデュオで数枚のアルバムをリリースしていますが、いずれも文献的にも貴重なもので、それ以上に情感あふれる演奏にひきつけられます。(キングインターナショナル)
【収録情報】
1. リュリ:『ヴェルサイユの洞窟』序曲
2. リュリ:『カドモスとヘルミオネ』〜ガヴォット
3. ロベール・ド・ヴィゼ:前奏曲/フランシスク氏の墓
4. ラモー:クラヴサン曲集第1集〜ガヴォット
5. F.クープラン:第4組曲〜目覚まし時計/第7組曲〜青春
6. ド・ヴィゼ:ガヴォット
7. ド・ヴィゼ:アルマンド/ガヴォット/サラバンド/ジーグ
8. ラモー:クラヴサン曲集第2集〜ロンドーによるジーグ/ロンドーによるジーグ第2番/リゴドン/ミュゼット/タンブーラン
9. ド・ヴィゼ:荘重なアルマンド『訴え』/クーラント
10. ラモー:クラヴサン曲集第2集〜アルマンド/優しい訴え
11. ド・ヴィゼ:荘重なアルマンド/ジーグ
12. ラモー:コンセールによるクラヴサン曲集〜リヴリ/クラヴサン曲集第3集〜エジプトの女
イザベル・ショメー、ベルトラン・キャゼ(ギター・デュオ:2,4,5,6,8,10,12)
イザベル・ショメー(ギター:1,7,9,11)
ベルトラン・キャゼ(ギター:3)
ジャン=ピエール・モワスロン(トラヴェルソ:7)
クロエ・モワスロン(ヴィオラ・ダ・ガンバ:7)
ジュリー・エシャール(オーボエ:9,11)
録音方式:デジタル