CD 輸入盤

『それぞれの天職〜歌曲集〜シューベルト、クルターグ』 ベンヤミン・アップル、ジェルジ・クルターグ、ピエール=ロラン・エマール、ジェイムズ・ベイリュー

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALPHA1145
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ベンヤミン・アップルが、
敬愛するジェルジ・クルターグ全面プロデュースのアルバムを製作


ドイツ出身、数回にわたる来日公演で日本でも人気のバリトン歌手ベンヤミン・アップルは、2019年にハンガリーの作曲家ジェルジ・クルターグ[1926-]と出会い、それ以来彼と共に活動を続けています。アップルにとってのクルターグは「音楽家としても人間としても、もしかすると誰よりも私を形作ってくれた存在」とのこと。
 アルバムはシューベルト[1797-1828]やブラームス[1833-1897]によるドイツ・ロマン派歌曲と、クルターグによる声楽作品を交互に収録、そのうち5曲は世界初録音となっています。クルターグ自身シューベルトとブラームスの2曲でピアノを担当、ほかはアップルの信頼する旧友であるピエール=ロラン・エマールとジェイムズ・ベイリューが共演しており、すべてクルターグのプロデュースのもとで制作され、最後には「Gyuri bacsi(ジョージおじさん)」ことクルターグへの、アップルによる興味深いインタビューが収められています。アップルはこう語ります。「このアルバムの目的は、ジェルジ・クルターグの無限の宇宙を垣間見てもらうことです。彼は遠慮深く、厳しい自己批判者であり、逡巡する研究者、内面への問いかけを怠らない者、気取らない知識人、卓越した作曲家、そして並外れた人間です。」(輸入元情報)

【収録情報】
01. クルターグ:死の悲しみが私をとりまく…
02. シューベルト:ガニュメート Op.19-1, D.544
03. クルターグ:この心地よい世界を…
(フリードリヒ・ヘルダーリン)
04. シューベルト:墓堀り人の郷愁 D.842
05. クルターグ:今、私ははっきりと理解した…
(ヘルダーリン)
06. シューベルト:春に D.882
07. シューベルト:それらがここにいたことは Op.59-2, D.775
08. クルターグ:ヘルダーリン歌曲集 Op.35a

 …へ(ヘルダーリン)
 森の中で(ヘルダーリン)
 形象と精神(ヘルダーリン)
 ツィンマーへ(ヘルダーリン)
 散歩(ヘルダーリン)
 テュービンゲン、1月(パウル・ツェラン)
09. シューベルト:さすらい人が月に寄せて Op.80-1, D.870
10. シューベルト:万霊節のための連祷 D.343
11. クルターグ:薔薇
(ウルリケ・シュースター)
12. クルターグ:時の流れ(シュースター)
13. クルターグ:私は知らない…(シュースター)
14. クルターグ:ほおずき(シュースター)
15. シューベルト:泉のほとりの若者 D.300
16. ブラームス:日曜日 Op.47-3


17. ジェルジ・クルターグとベンヤミン・アップルの会話

 ベンヤミン・アップル(バリトン)
 ジェルジ・クルターグ(ピアノ:15,16)
 ピエール=ロラン・エマール(ピアノ:11-14)
 ジェイムズ・ベイリュー(ピアノ:02,04,06,07,09,10)
 チャバ・ベンツェ(トロンボーン:8)
 ゲルゲイ・ルカーチ(チューバ:8)      

 録音時期:2024年2月〜5月
 録音場所:ブダペスト
 録音方式:ステレオ(デジタル)
 世界初録音(05,11-14)


ユーザーレビュー

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シューベルティアーデならぬクルターグの周...

投稿日:2025/05/04 (日)

シューベルティアーデならぬクルターグの周りに集まった人々が織り成す作品集。アップルが敬愛するというこの作曲家の、詩への鋭く豊かな視点をロマン派の作品や自作を通して眺める構成なのだろうか。アップルの歌声は柔らかく潤いを持っていると感じた。シューベルトなどの作品では情感を大切にし、同時にクルターグの作品でも詩(言葉)への敬意を感じる。「それぞれの天職」これは詩人、作曲家そして歌手、演奏者の邂逅を意味しているのか、真意は判らないが各時代に生きた(クルターグやアップル達は「生きている」だが)彼らへのオマージュとして私は聴いている。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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