ブレダ国際音楽祭、これは簡単に言えばオランダの軍楽祭で、WWMが1990年代後半に出演する団体の演奏をスタジオでセッション録音して販売していた物です。
出演団体はオランダの軍楽隊からは、ヨハン・ヴィレム・フリソ軍楽隊(指揮:W.シュリングス少佐)オランダ王立陸軍騎馬連隊軍楽隊(指揮:T.ベークマン大尉)オランダ王立陸軍軍楽隊(指揮:P.ヤンセン少佐)オランダ王立海軍軍楽隊(指揮:M.ハメルス少佐)オランダ王立空軍軍楽隊(指揮:J.ポンマー少佐)が出演、またゲストとしてゲメルート・ヨットホルン金管バンド(指揮:R.ペッレ)レギオ・オルケストラ(指揮:A.ダン)イギリス王立空軍中央軍楽隊(指揮:R.ウィルキンソン中佐)ルーマニア陸軍中央軍楽隊(指揮C.コマン少佐)が出演しています。
軍楽隊らしい行進曲からポピュラーナンバーまで色々とありますが、意外と上手く出来た選曲で最後まで聴き入ってしまいます。
演奏はゲメルート・ヨットホルン金管バンドの演奏はちょっと上手くありませんが、その他のバンドはどれも安心して聴ける水準で、ルーマニア陸軍中央軍楽隊の演奏は独特なサウンドと民族舞曲での超絶技巧が聴き物です。
スタジオでのセッション録音ですので、音質は良く、残響も適度にあり、吹奏楽CDでは良質な一枚でしょう。