俳優と戦争と活字と ちくま文庫

M田研吾

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480436832
ISBN 10 : 4480436839
フォーマット
出版社
発行年月
2020年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
480p;15

内容詳細

あの俳優たちの戦争とは?鶴田浩二、伊藤雄之助、加東大介、佐野周二、片岡千恵蔵、芦田伸介、西村晃、山田五十鈴…。昭和の映画・舞台・テレビで活躍したスター、名優たち。その華やかな姿の裏に隠された戦争体験とは?中国大陸での戦闘、特攻隊、慰問団、疎開、引揚げ、シベリア抑留などを、書籍や雑誌インタビュー記事など活字で残された資料をもとに描きだす。

目次 : 第1章 昭和二十年八月十五日(玉音放送、それぞれ(久米明、金田龍之介、高峰秀子、田崎潤、宇野重吉、芦田伸介、高橋とよ、嵐寛寿郎、加藤武、徳川夢声)/ ふたつのアンケート(加東大介、加山雄三、小林桂樹、島田正吾、志村喬、仲代達矢、中丸忠雄、平田昭彦、三井弘次、三船敏郎、笠智衆、神山繁、宮口精二、小山源喜、夏川静江、一の宮あつ子、細川俊夫、淡島千景、浪花千栄子、藤山寛美、渥美清、野々村潔))/ 第2章 戰場にありて(北満に友をかへりみて(伊東薫、池部良)/ 五郎さん、幻の舞台(友田恭助、田村秋子)/ 戦線の主役(佐野周二)/ 馬面の二等兵(伊藤雄之助、恩田清二郎))/ 第3章 旅と、疎開と(特急三時間半(信欣三)/ 湯田中渋温泉郷(十五代目市村羽左衛門、月形龍之介)/ 演ズ。寫ス。女ふたり(山本安英)/ キューリの葉っぱのかげで(山田五十鈴、滝沢修)/ 武蔵の恋(片岡千恵蔵))/ 第4章 閃光の記憶(ヒロシマ・ユモレスク(丸山定夫、徳川夢声)/ 長崎の鐘(佐々木孝丸、千秋実)/ 門前に佇む母(鈴木瑞穂、渡辺美佐子、木村功))/ 第5章 戰後となりて(葫蘆島の風、冷たく(芦田伸介)/ ラーゲリの献立(三橋達也)/ 雲ながるる果てに(江見俊太郎、鶴田浩二、西村晃))

【著者紹介】
〓田研吾 : 1974年、大阪府生まれ。ライター。京都造形芸術大学芸術学科卒業。映画、放送、鉄道、福祉、市民活動などを取材・執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まこ さん

    俳優として表に出ることは自分の体験を語る機会が増える。紹介された俳優達は自らの戦争体験をどう語ったか。今もご健在なかた、最近まで生きていらした方が沢山出てくる。戦争は近い時代の話だ。

  • hitotak さん

    戦争を体験した俳優たちの手記や雑誌記事等をもとに、戦争と俳優たちの関わりをまとめた一冊。一言に戦争経験といっても様々で、シベリア抑留、特攻隊、原爆、夫の戦死など一様ではない。当時から名の知れた俳優でも大方は特別扱いされずに徴兵され、一兵卒として戦闘に参加している。一般人とは違い、戦後に活躍し、顔もよく見知った人たちの体験談は非常にリアリティがあり、綴られた文章からも戦争の辛さや切迫感、更には生涯消えない心の傷が残ったことがよく分かる。内容は重いが、著者の文章からは俳優たちへの愛着と思い入れが伝わる。

  • midnightbluesky さん

    芦田伸介の中国からの脱出の話はどこかで聞いたことがあるなとか思っていたら自分の母が生まれて間もなく満州から脱出したときの話とほぼ一緒であった。 小さいときによくそういう話を聞かされた。 母は戦後生まれにはなっているが引き上げてきてから役所に届け出た日が出生日になったようだ。 戦争は遠くなってしまったがまだふとどこかの片隅に残っている。

  • Gen Kato さん

    昔の俳優の自伝や評伝を読むのは好きな方だし、いろいろ調べることも多いので、大喜びで読みました。こういうテーマの研究本を出してくれることは非常に嬉しい。木村功の原爆体験について、自分も市川崑の『億万長者』観ながらずっと考えていたなあ…

  • かわくん さん

    舞台や銀幕を彩った俳優や女優たちが残した戦争体験の手記などを、終戦、原爆などの章に分けて紹介。昔の映画でしか知らない人、名前を聞いたことのない人、ある程度の年齢層にはおなじみの人など、多くの役者が登場する。特に原爆、シベリア抑留、特攻隊などはあまりに過酷な体験であり、いかに戦争が残酷なものであるかを知る。記録に残すということが後の人たちに教訓とて生きることが実感できる。巻末の引用・参考文献、人名索引を見れば、この本が労作であることが分かる。

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