ターニング・ページ〜現代イタリアのギター音楽　ロレンツォ・ビグッツィ

ターニング・ページ〜現代イタリアのギター音楽

現代イタリアの作曲家によるギター作品集。特殊奏法や特殊な調弦を駆使してギター音楽の新しい地平を切り開こうとしている意欲作揃い。特にアルバム・タイトルにもなっているニコラ・サーニの『ターニング・ページ』はアコースティック・ギターによるコンピュータ音楽、ミュージック・コンクレートといった趣きの作品。珍奇で不思議な音響が連続。先年亡くなった現代イタリアの巨匠シルヴァーノ・ブソッティの『最後の珍品』は詩の朗読、語り歌いをしつつギターを弾く、ブソッティ晩年の枯れた味わいを持つ逸品。現代イタリアの作曲界をギターひとつで展望できる1枚です。（輸入元情報）

【収録情報】
1. ニコラ・サーニ[1961-]：ターニング・ページ
2. アツィオ・コルギ[1937-2022]：協和音と倍音
3. ジョルジオ・コロンボ・タッカーニ[1961-]：静寂の霜に包まれた顔
4. ステファーノ・スコダニッビオ[1956-2012]：幸運な夏
5. マウリツィオ・ピサティ[1959-]：チャハX
6. シルヴァーノ・ブソッティ[1931-2021]：最後の珍品

　ロレンツォ・ビグッツィ（ギター）

　録音時期：2022年1月、6月
　録音場所：カルロ・カンティーニ・デジタル・スタジオ
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　世界初録音（1,3）