民謡のスタイルによる歌曲集　レグラ・ミューレマン、オッカ・フォン・デル・ダメラウ、ヴォルフガング・シュヴァイガー、タレク・ナズミ、エイドリアン・バイアヌ

民謡のスタイルによる歌曲集

ベルリンの出版社「August Scherl」が1899年から1944年に刊行していた週刊誌「Die Woche」。ここで1903年に開催されたコンペティション「im Volkston（新しい民謡）」のために30人の作曲家が曲を提出、特別号に掲載されました。どの曲も「民謡の形式」を持ってはいましたが、少々芸術的になり過ぎてしまって、本来の目的「簡潔で美しく歌いやすい曲を発見する」には至らず、出版社は2回目のコンペティションを開催することになりました。今回は出版社から作曲家に直接依頼することはなく、自然に集まった様々な曲をWoche誌に掲載。大好評を得ました（残念なことにレーガーの『森の孤独』は素晴らしい出来栄えにも拘わらず落選、誌面では発表されませんでした）。このアルバムでは、全ての応募作中から美しい作品を選び演奏したものです。（輸入元情報）

【収録情報】
01. レーガー：素朴な歌 Op.76-3「Waldeinsamkeit（森の孤独）」
02. ダルベール：Rosmarin（ロスマリン）
03. ベッカー：Niederlandisches Wiegenlied（オランダの子守歌）
04. バーガー：Nein und ja（イエス、ノー）
05. ブレッヒ：Schon Rohtraut（美しいロートラウト）
06. ブリュル：Nachtwandler（夜のさすらい人）
07. ブンガート：Frau Holle（ミセス・ホッレ）
08. デッバー：So Einer war auch Er（彼も一人）
09. オイレンブルク：Wir Beide - 「我々はどちらも - 浜辺で」
10. オイレンブルク：Wir Beide - 「忠実な思い出」
11. ゲルンスハイム：Abendlied（夕べの歌）
12. ゴルトシュミット：Gebet（祈り）
13. ヘルマン：Das Ringlein sprang entzwei（指輪は半分に）
14. ヒルダッハ：Der Schnitter（死神）
15. ホーホベルク：Der schonste Tod（最も美しい死）
16. フンパーディンク：Rosmarin（ロスマリン）
17. カーン：Volkslied（民謡）
18. キーンツル：Rieke im Manover singt（リエケは機上で歌う）
19. クレッフェル：Ich denke oft an's blaue Meer（私はしばしば青い海について考える）
20. コス：Die Verlassene（去るもの）
21. ラッセン：Hoppoldey
22. オックス：Von mond und den sternlein（月とお星さま）
23. プフィッツナー：Untreu und trost（不平と慰め）
24. ライネッケ：Rheinisches Volkslied（ラインの民謡）
25. シリングス：Ach, Herzigs Herz!（ああ、心を込めて）
26. ゲオルク・シューマン：Vogleins Begrabnis（小鳥の葬式）
27. ハンス・ゾマー：Soldatenabschied（兵士の別れ）
28. トゥイレ：昔の恋の歌
29. ジークフリート・ワーグナー：Schafer und Schaferin（羊飼いと羊飼いの娘）
30. ゼプラー：Im Laubengang（ラウベンガンクにて）
31. ズンペ：美しきシュヴァーベンから - 「ヘルブシュトにて」
32. ズンペ：美しきシュヴァーベンから - 「窓の下で」

　レグラ・ミューレマン（ソプラノ：1.2.11.12.16.18.31.32）
　オッカ・フォン・デル・ダメラウ（メゾ・ソプラノ：1.3.8.13.17.19.20.24.26）
　ヴォルフガング・シュヴァイガー（バリトン：1.7.15.21.23.25.27.29.30）
　タレク・ナズミ（バス：1.4.5.6.9.10.14.22.28）
　エイドリアン・バイアヌ（ピアノ）

　録音時期：2016年12月12,13,15日
　録音場所：ミュンヘン、バイエルン放送第2スタジオ
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）