CD 輸入盤

『救い〜バッハ、ショスタコーヴィチ』 ドロテー・ミールズ、G.A.P.アンサンブル

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BRL97280
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Holland
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


澄んだブローク歌曲集が示すバッハとショスタコーヴィチの相性

救い〜バッハ、ショスタコーヴィチ作品集(1CD)
ドロテー・ミールツ(ソプラノ)、G.A.P.アンサンブル


このコンセプト アルバムは、2人の作曲家の世界を結び付けます。時代は何世紀も離れていますが、それでも強く密接につながります。ここで紹介される作品には、音楽の癒しとつながりの力である「救い」の概念が示されています。バッハのカンタータのアリア、通奏低音付きのバッハのヴァイオリン ソナタ、平均律クラヴィーア曲集の2つの前奏曲とフーガ、ショスタコーヴィチのピアノ曲とピアノ三重奏曲第1番、ブローク歌曲集が含まれています。
  バロックのスペシャリストとして有名なドロテー・ミールツは、ドイツ人とウクライナ人を両親に持つソプラノ歌手。ここではショスタコーヴィチ晩年のブローク歌曲集で、澄んだ美しい歌唱を聴かせています。

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 演奏者情報

◆ ドロテー・ミールツ(ソプラノ/下の画像、左から3人目)

1971年、ドイツ人とウクライナ人を両親にゲルゼンキルヒェンに誕生。ブレーメン芸術大学で学んだのち、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント、シャンゼリゼ管弦楽団、オランダ・バッハ協会、フライブルク・バロックオーケストラ、シュトゥットガルト・バッハアカデミー、ターフェルムジーク・バロック・オーケストラ、シュターツカペレ・ドレスデン、ボストン古楽祭管弦楽団、イングリッシュ・コンサート、ラウテン・コンパニー・ベルリンなどと共演。
  CDは、Brilliant Classics、Deutsche Harmonia Mundi、Carus、CPO、Accent、Ramée、SONY Classical、BR-Klassik、Coviello Classics、Naxos、Auditeなどから発売。
◆ G.A.P.アンサンブル

2011年創設。名前の「G.A.P.」は、彼らが2012年に世界初録音したヴァイオリン・ソナタの作曲家でヴァイオリン奏者のジョヴァンニ・アントニオ・ピアーニ[1678-1760]のイニシャルを示すもので、さまざまな形で存在する隔たり(ギャップ)を埋めたいという言葉遊びの要素もあります。
  ピア―ニはナポリの生まれで、26年間イタリア、16年間フランス、40年間オーストリアで活躍した汎ヨーロッパ的な人物。
  ウィーンの宮廷で40年間に渡り、音楽家として最高額の報酬を得ていたピアーニの恵まれた人生は、古楽と現代音楽でイタリアで食べて行くのは難しいからドイツに拠点を移したと語るルカ・クインタヴァッレの心に刺さるものがあったのかもしれません。
  CDは、Brilliant Classics、Pan Classicsなどから発売。

ルカ・クインタヴァッレ(フォルテピアノ/下の画像、左から2人目)
チェンバロ奏者、フォルテピアノ奏者、指揮者として活躍するルカ・クインタヴァッレは、スイスに隣接した北イタリアのコモに1983年に誕生。
  コモ音楽院で、ジョヴァンニ・トーニ、ステファノ・モラルディ、パオロ・ベスキの指導を受け、チェンバロを「首席」で卒業。また、ピアノをエルネスト・エスポジート、ラースロー・ギメシに、指揮を杉山洋一、クリストフ・アルトシュテット、ジャンカルロ・アンドレッタに師事しました。DAADの奨学生として、エッセンのフォルクヴァング芸術大学でクリスティアン・リーガーに師事し、クリスティアン・ベザイデンホウト、イェスパー・クリステンセン、アンドレア・マルコン、ステファノ・デミチェリ、クリストフ・ルセ、アンドレアス・シュタイアー、アレクセイ・リュビモフ、ジュリアン・サレムクールの各氏のコースを受講しています。
  最近は指揮者としても精力的に活動するクインタヴァッレですが、最初はまず鍵盤楽器奏者として知名度を上げていったため、演奏家からの転向組といわれてしまうこともありますが、実際には、最初から指揮も学んでおり、それも杉山洋一から現代音楽について教えを受けるなど本格的なものでした。
  そのため、クインタヴァッレの活動は古楽と現代音楽を軸としたものになっており、拠点をイタリアからドイツに移したのも、イタリアでは古楽と現代音楽で食べて行くのは難しいからとも述べています。
  CDは、Brilliant Classics、Berlin Classics、ONYXなどから発売。

エミリオ・ペルカン(ヴァイオリン/下の画像、左から1人目)
ユーゴスラヴィア連邦マケドニア社会主義共和国の首都スコピエに誕生。7歳の時にヴァイオリニストの父によるレッスンが始まり、14歳でリサイタル・デビュー。1999年からモスクワで元コーガンの弟子のイザベラ・ゴロヴィナに師事し、2000年にはブルガリアのソフィアで、元オイストラフの弟子のドーラ・イワノワに師事。2001年、エッセンのフォルクヴァング芸術大学に入学し、ヴァイオリンをシェリングとディレイの元弟子のピーテル・ダニエルに、室内楽をフォーレ・ピアノ四重奏団ディルク・モメルツ、バロック・ヴァイオリンをステファン・シャルトに師事。
  2006年よりヨーロッパのさまざまなオーケストラと共演し、ヨーロッパ各地をはじめ、南米、日本、中国、イスラエル、アメリカなどで数多く演奏。
  CDは、Brilliant Classics、Pan Classics、ONYXなどから発売。

オリオル・アイマット・フステ(チェロ/下の画像、左から4人目)
スペインのカタルーニャに誕生。イギリスのサリー州ストーク・ダバーノンにあるユーディ・メニューイン音楽学校で、レオニード・ゴロホフに学んだ後、エッセンのフォルクヴァング芸術大学でチョー・ヨンチャンに師事。優秀な成績により、カザルス財団とアレクサンダー・フォン・フンボルト財団から奨学金を提供され、数々のコンクールで入賞を果たしています。
2012年より古楽グループ、アンサンブル・ヴェスプレス・ダルナディに所属しているほか、これまでに、ラルテ・デル・モンド、エルビポリス、カタルーニャ・バロック管弦楽団などと共演し、ヨーロッパ各地のほか、中国、日本、イスラエル、キューバでも演奏。
  現代音楽の分野では、モンサン・クインテット、ライダート・アンサンブル、カメラータXXIオーケストラのソロ・チェリスト、アルベルト・ギノヴァルト、カルレス・マリゴ、マルタ・カルドナなどと共演。
  CDは、Brilliant Classics、ONYXなどから発売。



 トラックリスト (収録作品と演奏者)

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ [1685-1750]
◆ ソナタ ト短調 BWV1021

1. I. アダージョ 4:14
2. II. ヴィヴァーチェ 0:59
3. III. ラルゴ 2:35
4. IV. プレスト 1:27

◆ カンタータ "Ich bin in mir vergnügt" BWV204
5. I. Recit: "私は私の中にいる" 1:28

◆ カンタータ "Ach Gott, wie manches Herzeleid" BWV58
6. III. アリア: "私は私の中にいる" 4:06

◆ 前奏曲とフーガ ニ短調 BWV875 「平均律クラヴィーア曲集第2巻」より
7. 前奏曲 1:33
8. フーガ 1:43

◆ カンタータ "Komm, du süße Todesstunde" BWV161
9. II. レシット "世界よ、我が欲望は最後のもの" 1:57

◆ カンタータ "Ein feste Burg ist unser Gott" BWV80
10. IV. アリア: "Komm in mein Herzenshaus" 3:23

◆ カンタータ "神よ、御名のごとく、御業のごとく" BWV171
11. III. レシット "イエスの御名は" 1:03
12. IV. アリア:"Jesus soll mein erstes Wort" 4:36

◆ カンターテ "O holder Tag, erwünschte Zeit" BWV210
13. V. レシット "それで人は、音楽がどのようなものであるかを理解するのか?" 1:34

◆ カンタータ "神よ、すべての民を守り給え" BWV120a
14. III. アリア「神よ、あなたの愛のために」 5:56


ドミトリー・ショスタコーヴィチ 1906-1975
15. ◆ ピアノ三重奏曲 第1番 Op.8 ハ短調 「詩」 14:07

◆ ピアノのための24の前奏曲とフーガ Op.87より 前奏曲とフーガ 第5番 ニ長調
16. 前奏曲 1:33
17. フーガ 1:42

◆ A.ブロクの詩による歌曲 Op.127(ソプラノ、ヴァイオリン、チェロとピアノのための)
18. I. オフィーリアの歌 2:34
19. II. 予言の鳥ガマユーン 3:34
20. III. 私たちは一緒にいた 2:51
21. IV. 街は眠る 3:11
22. V. 嵐 2:01
23. VI. 秘密のサイン 4:41
24. VII. 音楽 6:21

  ドロテ・ミールツ(ソプラノ)

  G.A.P.アンサンブル

  エミリオ・ペルカン(ヴァイオリン)
  使用楽器(バッハ):バロック・ヴァイオリン:ガブリエル・ダヴィッド・ブッフシュテッター(1767年)
  使用楽器(ショスタコーヴィチ):ヴァイオリン:ガブリエル・ダヴィッド・ブッフシュテッター(1771年)

  オリオル・アイマット・フステ(チェロ)
  使用楽器(バッハ):バロック・チェロ:マキシミアーノ・フォンティヴェロス(2011年)
  使用楽器(ショスタコーヴィチ):チェロ:ディートマー・レックスハウゼン(2008年)

  ルカ・クインタヴァッレ チェンバロ、オルガン、ピアノ
  使用楽器(バッハ):チェンバロ Marc Ducornet, 2003 - オルガン: Henk Klop, 2012
  使用楽器(ショスタコーヴィチ):ピアノ: スタインウェイ&サンズ社製グランドピアノD型、2001年

  録音:2023年6月26〜29日、スペイン、タラゴナ、ビラセカのAuditori Josep Carrerasにてエンリク・ジネによる
 Track list

Johann Sebastian Bach 1685-1750 · Dmitri Shostakovich 1906-1975
Vocal and Instrumental Music

Johann Sebastian Bach 1685-1750
Sonata in G BWV1021
1. I. Adagio4:14
2. II. Vivace0:59
3. III. Largo2:35
4. IV. Presto1:27

5. Cantata “Ich bin in mir vergnügt” BWV204
I. Recit: “Ich bin in mir vergnügt”1:28

6. Cantata “Ach Gott, wie manches Herzeleid” BWV58
III. Aria: “Ich bin vergnügt in meinem Leiden”4:06

Prelude & Fugue in D minor BWV875 from the Well Tempered Clavier Book 2
7. Prelude 1:33
8. Fugue1:43

9. Cantata “Komm, du süße Todesstunde” BWV161
II. Recit: “Welt, deine Lust ist Last”1:57

10. Cantata “Ein feste Burg ist unser Gott” BWV80
IV. Aria: “Komm in mein Herzenshaus” 3:23

Cantata “Gott, wie dein Name, so ist auch dein Ruhm” BWV171
11. III. Recit: “Du Süßer Jesus-Name du” 1:03
12. IV. Aria: “Jesus soll mein erstes Wort”4:36

13. Cantate “O holder Tag, erwünschte Zeit” BWV210
V. Recit: “So glaubt man denn, dass die Musik verführe?” 1:34

14. Cantata “Herr Gott, Beherrscher aller Dinge” BWV120a
III. Aria: “Leit, o Gott, durch deine Liebe” 5:56


Dmitri Shostakovich 1906-1975
15. Piano Trio No.1 Op.8 in C minor “Poème”14:07

Prelude and Fugue No.5 in D from 24 Preludes and Fugues for Piano Op.87
16. Prelude 1:33
17. Fugue1:42

Romances on Poems by A.Blok Op.127
For soprano, violin, cello and piano
18. I. Ophelia's Song2:34
19. II. Gamayun, the bird of prophecy3:34
20. III. We were together2:51
21. IV. The city sleeps 3:11
22. V. The storm2:01
23. VI. Secret signs4:41
24. VII. Music 6:21

Dorothee Mields soprano
G.A.P. ENSEMBLE
Emilio Percan violin
Baroque violin: Gabriel David Buchstetter, 1767 · Modern violin: Gabriel David Buchstetter, 1771
Oriol Aymat Fusté cello
Baroque cello: Maximiano Fontiveros, 2011 · Modern cello: Dietmar Rexhausen, 2008
Luca Quintavalle harpsichord, organ & piano
Harpsichord: Marc Ducornet, 2003 · Organ: Henk Klop, 2012Piano: Steinway & Sons Grand Piano Model D, 2001

Recording: 26-29 June 2023, by Enric Giné at Auditori Josep Carreras, Vila-seca, Tarragona, Spain

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