黛 敏郎の知られざる傑作がピアノで甦る!
スリーシェルズは、WINDS CAFE(主宰:川村龍俊)と共催で行った「日本の作曲家秘曲探訪第3回・黛 敏郎」を無観客公演CDとして2021年4月17日に全国発売いたします。当初は、限定期間に予約をした無観客公演の支援者にのみ配布されるCDとして作られていましたが、評判となったこともあり、一般発売が決定されました。
2021年1月31日に、無観客公演として開催された江ア昭汰のピアノ演奏による「日本の作曲家・秘曲探訪/黛 敏郎ピアノ作品集」をCD化! ピアノ編曲版を含む数々の秘曲が世界初録音されました!
雅楽を意識した黛 敏郎編曲版『君が代』は、ピアノに編曲しても荘厳! 未完の遺作となった『パッサカリア』は傑作を予感させる冒頭部分だけですが、天才音楽家の数々のシーンを思わせます。
近年発見された3つの組曲版バレエ『かぐや姫』は、幻のバレエ音楽の片鱗を味わえます。黛 敏郎考案による電子とアナログを融合させた『マルチピアノによるカンパノロジー』の電気梵鐘効果。結婚式のBGMとして作曲された『ウェディング・シンフォニー』は、映画音楽における黛を思わせる明快なメロディーと壮麗なる響き、そして日本情緒の融合! それだけでなく日本の儀礼音楽としての側面と東洋的時間感覚もそこはかとない隠し味となっています。 お馴染みの『0系新幹線メロディ』や『作品第0番』も収録しています。
無観客公演の関係者用として一部で知られるにはもったいない、詰め込むだけ詰め込んだ黛ワールド全開のCD誕生です。(販売元情報)
【収録情報】
黛 敏郎:
1. 君が代(黛 敏郎編曲版)
2. ピアノのための12の前奏曲 Op.0より(行進曲 ハ長調/アラベスク イ短調)
3. バレエ『かぐや姫』のスケッチによる3つのシーン(石の花瓶の踊り/金の枝の踊り/鳳凰の踊り)
4. ウェディング・シンフォニー
M1. 入場:きらめく光の中で
M2. ケーキ入刀(前半:夢ときめく頃)
M3. ケーキ入刀(後半:夢ときめく頃)
M4. 乾杯:希望とともに
M5. 色直し中座:あゆみ
M6. 色直し入場:朝もや
M7A. キャンドルサービス:月の光をあびながら
M7B. メインキャンドル点火:愛の光につつまれて
M8. 子供からの花束:夢みる天使
M9. 花束贈呈と謝辞:メッセージ
M10. 送賓:明日を見つめて
5. 0系新幹線放送メロディ
6. マルチピアノのためのカンパノロジー
7. PASSACAGLIA(絶筆)
江ア昭汰によるピアノ1台・4手連弾のための編曲(1,7)
江ア昭汰によるピアノ独奏のための編曲(4)
江ア昭汰(ピアノ)
録音時期:2021年1月31日
録音場所:東京、原宿、カーサモーツァルト
録音方式:ステレオ(無観客公演ライヴ)
世界初録音(石の花瓶の踊り/鳳凰の踊り)
企画・解説:西 耕一
演奏・デザイン・録音編集:江崎昭汰
録音・エレクトロニクス:磯部英彬
使用ピアノ:C.Bechstein S(調律:中川祐美子)
【江ア昭汰(ピアノ) Shota Ezaki】
1992年、福岡県生まれ。大分県立芸術文化短期大学のピアノ専攻を卒業後、ベルギーのリエージュ王立音楽院で学び、学士・修士課程を修了し卒業。ヨーロッパ各国で演奏活動も行う。また、演奏の機会に恵まれない作品の紹介にも積極的に取り組みながら、2016年にはロナルド・スティーヴンソンの「DSCHによるパッサカリア」の日本初演、2018年にはロン・イェディディアの「ピアノ・ソナタ第5番」の世界初演を果たす。また、楽譜蒐集家としても知られ、これまでに蒐集した楽譜は数千点を超える。2021年現在、演奏家及び楽譜浄書家として活動する傍ら本職ではビジネスアーキテクトとしてIT業界に従事している。(販売元情報)