Books

桃源

Hiroyuki kUrokawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087716764
ISBN 10 : 4087716767
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2019
Japan

Content Description

沖縄の互助組織、模合。
グループで毎月集まって金を出し合い、欲しい人間から順に落札するこの制度で集めた、仲間の金六百万円を持ち逃げした比嘉の行方を追うこととなった大阪府警泉尾署の刑事、新垣と上坂。
どうやら比嘉は沖縄に向かったらしいという情報をつかんだ二人が辿り着いたのは、沖縄近海に沈む中国船から美術品を引き上げるという大掛かりなトレジャーハントへの出資詐欺だった――。
遺骨収集、景徳鎮、クルーザーチャーター。様々な情報と思惑が錯綜するなか、真実はどこに向かうのか。著者過去作の『落英』に登場した上坂が新たに組んだ相方は沖縄出身の色男・新垣。新結成の警察コンビが事件の謎に迫る!
「黒豆コンビ」、「ブンと総長」など初期警察小説から三十余年、黒川博行の新たな正統警察捜査小説シリーズ、ここに誕生。刑事・新垣遼太郎×上坂勤が南西諸島を舞台とするトレジャーハンター事件に挑む。

【著者略歴】
黒川博行(くろかわ・ひろゆき)
1949年愛媛県今治市生まれ。1983年『二度のお別れ』が第1回サントリーミステリー大賞佳作に選ばれ、翌年同作で小説家デビュー。1986年『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞、1996年「カウント・プラン」で第49回日本推理作家協会賞を受賞。2004年、大阪府警シリーズ「刑事吉永誠一 涙の事件簿」が、テレビ東京系『水曜ミステリー9』でスタート。2014年『破門』で第151回直木賞を受賞。

【著者紹介】
黒川博行 : 1949年愛媛県今治市生まれ。1983年「二度のお別れ」が第一回サントリーミステリー大賞佳作に選ばれ、翌年同作で小説家デビュー。86年「キャッツアイころがった」で第四回サントリーミステリー大賞、96年「カウント・プラン」で第四九回日本推理作家協会賞を受賞。2014年『破門』で第一五一回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • starbro

    黒川 博行は、新作中心に読んでいる作家です。新シリーズということで期待して読んだのですが、既存のシリーズとほとんど同じで新鮮味がありませんでした。関西とは言え、今時の警察はこんなに悠長にやってられない気がしますが・・・ http://seidoku.shueisha.co.jp/1912/read08.html

  • 修一朗

    時代を反映した犯罪はみんな黒川作品で学んでいると言っても過言ではない。オレ詐欺も後妻業も宗教詐欺も廃棄物処理詐欺も、もちろん今回の沈潜詐欺もそう。日本での宝探し詐欺は陶器なのね。上坂/新垣コンビいいですねぇ。会話は最高,捜査キッチリ,ヒラメ係長に手柄横取りされるところも含めてリアリティはバッチリだ。映画オタク上坂お勧めの「LAコンフィデンシャル」は早速観ましたよ。二宮桑原/黒豆コンビに続いてまたお気に入りコンビ誕生だ。ああ面白かった。上坂にバツがついた経緯は「落英」に詳しいらしい。これから読みます。

  • utinopoti27

    互助組織の積立金を横領した男を追って沖縄に飛ぶ、大阪府警の凸凹コンビ・新垣と上坂。捜査を進めるうちに、事件はヤクザを巻き込んだ詐欺事件、さらには殺人事件にも発展して・・。本作は、著者久々の正統派捜査小説ということで、いつもの強烈なアクを持つキャラは封印されているようだ。とはいえ、ボケとツッコミが冴えわたる刑事コンビの会話センスや、ストーリーとは直接関係ないウンチクの披露をはじめ、黒川テイストがふんだんに盛り込まれており、ファン感涙の作品に仕上がっている。556ページ、十分堪能させていただきました。

  • ナイスネイチャ

    図書館本。疫病神シリーズを彷彿させる。大阪と沖縄が舞台でノンストップで展開していきました。

  • やっちゃん

    表紙からは予想できない昭和な刑事モノだった。ご当地名物が美味そうな食べ歩き小説でもある。最後まで一視点で少し間延びするが上坂くんが面白くて飽きない。しかし捜査中にこれほどにサボる刑事は見たことない。沖縄いいなあ行きたいなあ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items