八号古墳に消えて 角川文庫

黒川博行

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041112397
ISBN 10 : 4041112397
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
追加情報
:
361p;15

内容詳細

大阪の遺跡発掘現場で関西考古学界の実力者・浅川教授の遺体が見つかった。これは事故か、殺しか?浅川の身辺捜査にあたる大阪府警の黒木と亀田、通称「黒マメ」コンビは金と権力をめぐる考古学界の闇を追うが、関係者たちが次々に不可解な死を遂げていく。残された手がかりは、ある古墳壁画の写真。冗談と軽口ばかりの名コンビは真相を突き止めることができるのか?地道な捜査とひらめきで謎に挑む、痛快警察小説。

【著者紹介】
黒川博行 : 1949年愛媛県生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。大阪府立高校の美術教師を経て、83年『二度のお別れ』でサントリーミステリー大賞佳作。86年『キャッツアイころがった』でサントリーミステリー大賞を受賞。96年「カウント・プラン」で日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。2014年『破門』で直木賞を受賞。20年、第24回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Walhalla さん

    大阪府警シリーズの4作目です。主役の二人組刑事、通称『黒マメコンビ』の登場としては第3弾となりますが、いつもの大阪弁での掛け合いが面白すぎます。これはもう、芸と呼べるレベルですね。殺人事件の捜査中でありながら、ちょいちょいサボる様子も憎めません。真面目なのか不真面目なのか、でも行動力の高さと勘の良さは一流の刑事ですよね。 今回は、考古学界の古い確執や古墳発掘現場の掟など、普段はあまり知ることのない部分に触れる機会にもなって良かったです。

  • ミーコ さん

    文庫本の新刊…と図書館で借りました。なんと30年前の作品でした(笑) 推理もさる事ながらクロマメコンビの会話が面白い。マメちゃん、とぼけた感じなのに頭が回る ギャップに笑えます。「私」こと黒木さんは冴えないまんま(笑)

  • くろにゃんこ さん

    黒まめコンビが今回も奮闘します。マメちゃん頭いいなぁ。古墳の発掘・・・地道な作業ながら宝探しのようなワクワクさロマンだなぁとは言ってられない事件ですが(-_-;)やはりそこには教授からの人間関係がどろどろと・・・最後の「女なんて、そんなもんでしょ」に腹が立った(-"-)

  • ピロ麻呂 さん

    安定の黒川博行作品✨大阪府警刑事コンビの掛け合いが笑える😊本当に漫才のよう。ミステリーとしても本作はシンプルで読みやすかった。

  • そーいち さん

    黒川作品初期の大阪を舞台にした本格警察小説。複雑に絡み合った謎を2人のやり取りを通しながら解き解いていく。実は本格ミステリに通ずる「トライ&エラー」をしているのだが、くだらない会話も多いのでそれが見え隠れしているのが大変に可笑しい。本作は初期のレギュラー、クロさんマメちゃんの「クロマメ」コンビが活躍する作品で関西の遺跡発掘に対する闇を十分に描き出している。これも同じだが発生する事件は陰惨で犯人もかなり残虐なのだが、テンポがよくてサクサク読める。ラストのクロさんが犯人にかけるコメントがしびれる。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

黒川博行

1949年、愛媛県生まれ。京都市立芸術大学卒業後、高校で美術を教え、86年、『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞を受賞し、作家活動に入る。96年、『カウント・プラン』で第49回日本推理作家協会賞、2014年、『破門』で第151回直木賞を受賞。大阪を主舞台にした軽妙な語り口の中に

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品