メルカトルと美袋のための殺人 集英社文庫

麻耶雄嵩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087467345
ISBN 10 : 4087467341
フォーマット
出版社
発行年月
2011年08月
日本
追加情報
:
16cm,404p

内容詳細

推理作家の美袋三条は、知人の別荘で出会った佑美子に刹那的に恋をする。しかし彼女は間もなく死体で発見され、美袋が第一容疑者とされてしまった!事件に巻き込まれやすい美袋と、「解決できない事件など存在しない」と豪語する魔性の銘探偵・メルカトル鮎が挑む巧緻な謎の数々。脱出不能な密室殺人から、関係者全員にアリバイが成立する不可能犯罪まで―奇才が放つ、衝撃本格推理集。

【著者紹介】
麻耶雄嵩 : 1969年三重県生まれ。京都大学在学中の91年『翼ある闇―メルカトル鮎最後の事件』でデビュー。2011年『隻眼の少女』で第64回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門、第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞。同書は『2011本格ミステリ・ベスト10』国内ランキングでも1位を獲得した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 徒花 さん

    短編集。ただ、最初の作品『遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる』の出来が良すぎるので、後半になると尻すぼみになっていく感じが否めない。とくに最後の3作品はメルカトルらしさがあまり見られず、なんか「フツー」のパズラー系作品になってしまっているような感じ。個人的には「小人閑居為不善」あたりも好き。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    メルカトル鮎その2。短編集。遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる・シベリア急行西へなんかがイイ。

  • セウテス さん

    メルカトル鮎と美袋三条の短編集です。短編だとストレートにメルカトルの毒が炸裂します。トリックや伏線もそこそこしっかりしているのですが、なによりメルカトルの個性が強く出ていて、スッキリはしません。それを楽しめるかどうかで、この作品の評価は分かれる処だと思います。私的には本格ミステリーとは、あくまでも作中の登場人物がこのような謎がありますと提示し、その謎を解く事実や伏線を配置し、読者が自力で解答を出す事が出来る作品の事と認識しています。その意味では解く事が大変難しい、本格と変格のライン上の作品だと思います。

  • sk4 さん

    メル「それに、君(美袋:みなぎ)。先ほど井戸で私を突き落とそうとしただろう」 美袋「気づいていたのか」 ・・・メルカトルと美袋。この2人の間には、ドSとドMという互恵関係が成立しているようだ。 麻耶さんにしては珍しい、人の死なない短編ミステリ『ノスタルジア』があって、これがまた爆笑。 なんじゃそのハナシ!と通常なら99%壁本であろうメル作のミステリー小説を読んで美袋が真犯人を当てなければ、その小説をそのまま美袋の名前で出版しなければならないという賭け。 凄く、物凄く面白かったです。

  • chiru さん

    とても面白かった!! 7つの短編はどれも隙のない犯行。 でもメルカトルの強引かつ明確なロジックで無理矢理に犯人を挙げてしまう。 No.1は、メルカトルが原稿を書いて美袋に挑戦する『ノスタルジア』。推理展開と美袋のやられっぷりがすごすぎて笑顔で読んでしまう。 No.2は、幽霊が登場して怖かった『水難』。 霊の存在を肯定したまま事件は解決してしまう。 このお話は夜、読むべきじゃなかったって反省。 すべて完成度が高くて大満足でした! ★5

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人物・団体紹介

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麻耶雄嵩

1969年三重県生まれ。京都大学工学部卒業。大学では推理小説研究会に所属。在学中の’91年、島田荘司、綾辻行人、法月綸太郎各氏の推薦を受け、『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』でデビュー。2011年『隻眼の少女』で第64回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門、第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞

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