幸福の条件 新道徳論

鹿島茂

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784267019135
ISBN 10 : 4267019134
フォーマット
出版社
発行年月
2012年06月
日本
追加情報
:
188p 19cm(B6)

内容詳細

『得』をしようとねらいすぎるとチャンスを逃す。頭を働かせて、ただの貪欲と賢い貪欲の違いを知る―。それが“新道徳”の基礎。人間の本質に迫ったエッセー集。

目次 : 道徳なしに生きることはどうやら難しい/ 道徳は人のためならず/ バーゲン理論/ 続・バーゲン理論/ 「小さな貪欲」に罪はない/ 商行為とモラルの危機/ 「義務教育」の変容/ 教育と格差社会/ モンスター・ペアレンツの源流/ イソップ寓話の教訓〔ほか〕

【著者紹介】
鹿島茂 : フランス文学者、作家。1949年、横浜生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。共立女子大学教授を経て、明治大学教授。専門は、19世紀フランスの社会生活と文学。91年『馬車が買いたい』でサントリー学芸賞、96年『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、99年『愛書狂』でゲスナー賞、2000年に『職業別パリ風俗』で読売文学賞を受賞。執筆活動のみならず膨大な古書コレクションを所有するコレクターとしても知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ロピケ さん

    併読中のアランの本では、幸福は努力してつくるものと説かれていた。鹿島さんの考察は、もちろんこうした哲学思想の流れに添いつつも、もっと現実を見据えた実をとった考えである。あっという間に読み終わってしまうボリュームながら、内容は濃密。「道徳論」という副題を気にせず、気軽に読める。バーゲン理論やモンスターの発生源がコンビニ(こちらは内田樹さんの説を踏まえている)など、自分の身の回りにいくらでも確認できる事柄なので、なるほど!、と頷きつつ、今までよりはっきりと現代の日本社会が見えてきたけれど。

  • かりんとー さん

    「自我パイ」をじょうずにぶんぱいできるようになりたいです。

  • 荒川ながれ さん

    鹿島先生の著作には、なるほどと思わせること満載、勉強になります。時代に合わせた価値観がある。なさけは人のためならずです。

  • Susumu Kobayashi さん

    「義務教育の「義務」とは、国民はひとしく教育を受ける「権利」を有するのだから、保護者は子どもを学校に通わせる「義務」を負うという考えから来ています」(p.30)――そうだったのか。これまで誤解していた(それはお前だけという意見もあるだろうけど)。こればかりでなく、目から鱗の文章が多数収録されている。また、考え方も至極まっとうのように思われる。この著者の本は失望させられることがほとんどない。文庫化されて幅広い読者が得られることを希望。

  • m! さん

    読み応えゼロ

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人物・団体紹介

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鹿島茂

1949年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。明治大学名誉教授。19世紀フランスの社会・小説が専門。『馬車が買いたい!』(サントリー学芸賞、白水社)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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