クライン氏の肖像 鮎川哲也「三番館」全集 第4巻 光文社文庫

鮎川哲也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334101220
ISBN 10 : 4334101224
フォーマット
出版社
発行年月
2023年11月
日本
追加情報
:
576p;16

内容詳細

十九世紀の作曲家ベルンハルト・クラインの肖像画を所有する音楽評論家に、絵画強奪予告の手紙が届いた。私立探偵が警護についたにもかかわらず、絵はあっさりと賊の手に落ちてしまった。面目丸潰れの探偵は西銀座のバーテンの知恵を借りることに…。「三番館」全集の完結巻となる本書には、シリーズ唯一の長編となるはずだった未完の「白樺荘事件」を文庫初収録。

【著者紹介】
鮎川哲也 : 1919年東京生まれ。南満洲鉄道勤務の父に伴い少年時代を大連で過ごす。’43年「婦人画報」の朗読文学募集に佐々木淳子の筆名で書いた掌編「ポロさん」が入選。’49年「宝石」百万円懸賞コンクールに本名(中川透)で応募した『ペトロフ事件』が一等入選。’56年には講談社の「書下し長篇探偵小説全集」の13巻募集に『黒いトランク』が入選。以後、本格物の長短編を数多く発表。’60年に、『憎悪の化石』と『黒い白鳥』で日本探偵作家クラブ賞(現・日本推理作家協会賞)を受賞。’90年に発足した東京創元社主催の鮎川哲也賞、’93年から始まった光文社文庫の『本格推理』にて多くの新人を世に送り出した。2002年9月24日死去。ミステリー界に遺した功績をたたえ、翌年日本ミステリー文学大賞特別賞が贈られた。都立小平霊園に眠る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • コチ吉 さん

    三番館シリーズの最終巻で、この最後に未完の「白樺荘事件」が置かれることとなった。中には結論が取ってつけたようなものが複数あり、シリーズの出来としては落穂拾い的で最も落ちると感じた。未完作は誰か補作してくれないものだろうか。

  • Inzaghico さん

    絶筆となった未完の長編「白樺荘事件」も収録されている。ここまで書いてあったら、あと一息なのに。わたしにしては珍しく犯人の目星もついてきたのに。解説を読むと、書く時間はなかったわけではないとのこと。それだけにますます悔やまれる。「鎌倉ミステリーガイド」では、当時、鎌倉在住だったミステリ作家や翻訳家がモデルとなっている人物が多々登場する。解説で種明かしをしてくれているのが嬉しい(よく「これ誰がモデルなの〜! キーッ!」となっているのだ)。鎌倉には田村隆一も住んでいたが、彼は登場せず。

  • Tatsuo Ohtaka さん

    「三番館」全集第4巻で最終巻。1986〜91年に書かれた9編と、未完に終わった「白樺荘事件」を収録。三番館のバーテンの推理を楽しむの安楽椅子探偵ものだが、その解決が鮮やかすぎるかも。今回のお気に入りは「モーツァルトの子守歌」にしようかな。

  • 源氏星 さん

    いつもの、弁護士が依頼に来てっていうパターンでない展開。鮎川さんのうんちくも楽しめる。未完の「白樺荘事件」最後まで読みたかった。

  • Takahide✈Yokohama さん

    鮎川さんは何故か鬼貫シリーズしか読んでおらず、三番館シリーズは初めて(星影も殆ど読んだことがない)。安楽椅子探偵であればやはり短編。そうすると白樺荘事件はそれなりの長さがあるので誰が謎を解く?そこに迷って未完のまま放置されたのかもと思った。

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鮎川哲也

1919年東京生まれ。南満洲鉄道勤務の父に伴い少年時代を大連で過ごす。’43年「婦人画報」の朗読文学募集に佐々木淳子の筆名で書いた掌編「ポロさん」が入選。’49年「宝石」百万円懸賞コンクールに本名(中川透)で応募した『ペトロフ事件』が一等入選。’56年には講談社の「書下し長篇探偵小説全集」の13巻募

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