6時間後に君は死ぬ 講談社文庫

高野和明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062766524
ISBN 10 : 4062766523
フォーマット
出版社
発行年月
2010年05月
日本
追加情報
:
15cm,430p

商品説明

突如、予告された自らの死。未来をかけた戦いが始まる!
緊迫のカウントダウン・サスペンス
ドラマ化された話題作、ついに文庫化!

6時間後の死を予言された美緒。他人の未来が見えるという青年・圭史の言葉は真実なのか。美緒は半信半疑のまま、殺人者を探し出そうとするが――刻一刻と迫る運命の瞬間。血も凍るサスペンスから心温まるファンタジーまで、稀代(きたい)のストーリーテラーが卓抜したアイディアで描き出す、珠玉の連作ミステリー。

内容詳細

6時間後の死を予言された美緒。他人の未来が見えるという青年・圭史の言葉は真実なのか。美緒は半信半疑のまま、殺人者を探し出そうとするが―刻一刻と迫る運命の瞬間。血も凍るサスペンスから心温まるファンタジーまで、稀代のストーリーテラーが卓抜したアイディアで描き出す、珠玉の連作ミステリー。

【著者紹介】
高野和明 : 1964年東京都生まれ。自主映画製作を経て、’84年より岡本喜八氏の門下に入り、映画やテレビなどの撮影スタッフとなる。’89年渡米し、ロサンゼルス・シティカレッジで映画演出、撮影、編集を学ぶ。’91年に同校を中退後、帰国して脚本家となる。’01年に『13階段』で第47回江戸川乱歩賞を受賞。『6時間後に君は死ぬ』の映像化で映画監督デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ehirano1 さん

    本書はハートフルながらも、”運命に抗い、運命を打倒する姿”と”運命を受け入れ、新たな道(=運命)へ進む姿”が個別に描かれていました。”運命に抗い、運命を打倒する姿”は美しい、しかし”運命を受け入れ(≠諦める)、新たな道(=運命)へ進む姿”はもっと美しい、と感じました。もし、このどちらかの姿を選ばなくてはならない時は「どっちへ行っても正解、ってこともあるしね(p236)」、と考えるようにしようと思いました。また、「時の魔法使い」と「ドールハウスのダンサー」には泣けました。

  • ウッディ さん

    「六時間後に君は死ぬ」、街で見知らぬ青年に予言された美緒は、運命を変えるため、自分を殺そうとする犯人を探し始める表題作。サスペンスかミステリー長編のつもりで読み始めたら、山葉圭史という未来を予知することができる青年が話をつなぐSFっぽい連作短編集でした。タイトルとは違い、じわーっと心に染みる話が多かった。特に、「時の魔法使い」「ドールハウスのダンサー」が面白かった。今が辛くても、希望を失わなければ、明るい未来にすることができる、そんな著者からのエールが込められた一冊でした。

  • 青乃108号 さん

    ギョッとする様なタイトルに敬遠されそうだけど、イケる。高野和明の連作短編集。初めて読んだけど短編もイケる。ある日突然、若い女性が街を歩いていたところ見知らぬ若い男に声をかけられ、ナンパか?と警戒したが、なんと彼から「あなたは6時間後に死にます」と予言されるところから全ては始まり。短編なので気楽に読めてしかも6話全てが良い。特に2話目がせつなくて良い。5話目も運命を変えようと頑張る若い2人に胸アツで良い。エピローグはちょっと、要らないかなと思ったけど、1話から最終話まで面白く清々しい読後感の、良い本でした。

  • 射手座の天使あきちゃん さん

    衝撃的なタイトルと読友さんの感想に刺激されてピックアップ 未来の啓示を受けた時の人間の行動がメインテーマですかね?、なるほど心温まるお話が多いですねぇ 個人的には「ドールハウスのダンサー」が好き!、表題作は意外と簡単に筋が読めちゃいましたが・・・ <(^_^;

  • 舟江 さん

    一話を読んで、短編集かなとおもったが、全体でも流れていた。苦手な異次元が出てくるので、少し引いて読んだ。こんな事まで書かねばならぬ程、材料が出尽くしてしまったのだろうか。文章は全体的に固めだった。

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人物・団体紹介

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高野和明

1964年生まれ。映画監督・岡本喜八氏に師事し、映画・テレビの撮影スタッフを経て脚本家、小説家に。2001年『13階段』で江戸川乱歩賞を、2011年の『ジェノサイド』で山田風太郎賞と日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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