グレイヴディッガー 講談社文庫

高野和明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062751209
ISBN 10 : 4062751208
フォーマット
出版社
発行年月
2005年06月
日本
追加情報
:
15cm,470p

内容詳細

改心した悪党・八神は、骨髄ドナーとなって他人の命を救おうとしていた。だが移植を目前にして連続猟奇殺人事件が発生、巻き込まれた八神は白血病患者を救うべく、命がけの逃走を開始した。首都全域で繰り広げられる決死の追跡劇。謎の殺戮者、墓掘人の正体は?圧倒的なスピードで展開する傑作スリラー巨編。

【著者紹介】
高野和明 : 1964年東京都生まれ。’85年より、映画、TV、Vシネマの撮影現場で経験を積み、岡本喜八氏の門下に入る。’89年渡米し、ロサンゼルス・シティカレッジで映画演出、撮影、編集を学ぶ。’91年に同校を中退。帰国後、映画・テレビなどの脚本家となる。’01年に『13階段』で第47回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 三代目 びあだいまおう さん

    再読!記憶には抜群の疾走感と面白かったことのみ。私の記憶に微塵の誤りもなかった!小説界のウサイン・ボルト!途切れなき爆走は類をみない!薄汚い悪事を重ねてきて、ここらで人生をリセットせんと骨髄バンクに登録した主人公八神。骨髄提供で他人の命を救わんと己を誇る彼に次々と襲いかかる罠!見ず知らずの誰かの命を救うため必死の、命懸けの逃げを続ける八神。逃げても逃げても襲いかかる敵!決意の善意さえ神は否定するのか?小悪党には他人の命を救うことも許されないのか?意地でも、意地でも救う‼️結末不測、疾風怒濤の大傑作‼️🙇

  • 青乃108号 さん

    これは凄いぞ。突如現れたグレイブディッガーなる殺戮者が次々と標的を始末してゆく中、何故か謎の組織に追われる八神。彼は骨髄移植の提供者としてドナーの元に行かねばならぬのに、逃げ逃げて逃げまくる。移植手術に間に合うのか?謎の組織の目的は?グレイブディッガーの正体は?謎が謎を呼び、物語はツイストに次ぐツイスト、展開はスピーディーに、尚且つ見せ場はてんこ盛りの大盤振る舞いだ!そしてグレイブディッガーが、八神が、謎の組織が一つの線で結ばれた時、炙り出されるのは国家権力の闇。黒幕、ラストに登場。やっちまえ!いや凄い。

  • しんたろー さん

    『ジェノサイド』がハリウッド大作なら、こちらは傑作邦画を 観ているような感覚。主人公・八神が憎めない悪党なので共感 できて、彼と共に「すごろく」でもやっているように(知って いる場所を思い浮かべながら)一緒に逃げ回るのを楽しんだ。 剣崎&古寺の刑事コンビもイイ感じの脇役ぶりで、物語を篤く することに一役買っている。グレイヴディッガーが犯行に至る までの心情を描くシーンがあれば「完璧な物語になったのに なぁ」と重箱の隅を突いたが、謎解きのミステリとしても、 ハラハラさせるサスペンスとしても一級品だと思う。

  • takaC さん

    ストーリーはスピード感に富みグイグイ読み進められるのだが、読み終えたことによる充実よりも、釈然としないエンディングによる当惑の方が勝ってしまう。謎解きではなくホラーだと割り切るしかないのか?

  • 緑ドンviva さん

    高野さんの本の中で1番面白かったですっ!!早く寝なきゃと思いつつ、読み終えて感想書いてるこの時間は朝の5時過ぎ(笑) 貪るように本を読むという事を初めて体験した気がした。

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人物・団体紹介

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高野和明

1964年生まれ。映画監督・岡本喜八氏に師事し、映画・テレビの撮影スタッフを経て脚本家、小説家に。2001年『13階段』で江戸川乱歩賞を、2011年の『ジェノサイド』で山田風太郎賞と日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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