読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

• シナモン さん

  読了日：2023/10/06

  歩いてみなければ見えない景色がある。ロバと一緒だったからこそ見えた世界がある。イラン、トルコ、モロッコをロバと共に旅した日本人の記録。その土地に暮らす人たちとの交流の様子が手に取るように伝わってくる。勝手なイメージでもっとロバがいると思ってたけどそうでもないんだな。ハラハラしたり、悲しくなったり、面白かったり。それにしても著者の行動力と逞しさ。ロバのかわいさ。素敵な一冊でした。

• マリリン さん

  読了日：2024/03/04

  文頭に「ロバが好きだ」...と。ロバ愛に満ちている。イラン・トルコ・モロッコの旅のお供がロバ。好みのロバについて書かれているが、ロバを鳥に置き換えたくなる。ロバがこれほど気ままで表情豊がな動物だったとは。ゴロンと横になり砂浴びする姿が可愛い。この地域の旅はかなり危険を伴うものの、チャイを勧める土地の人との交流も楽しそう。ロバとの旅は大変なこともあるが、ぬくもりを感じ、時には蹴られ、言葉にならない言葉を交わしながらの気ままな旅。ロバは三頭のロバとの一期一会の出会いを綴る。旅のスタイルが良い。

• つちのこ さん

  読了日：2023/12/16

  歩いて旅する数多の旅行記を読んできたが、これは間違いなくユニーク度ではNO.1。バックパックで担げる装備をあえてロバに運ばせる発想は、旅そのものを思いっきり楽しみたいという茶目っ気からきていると受け取った。かつて植村直己が徒歩で日本縦断したときの、首にタオルを巻いただけの着の身着のままのスタイルが究極だとすれば、こちらはその対極をいく。扱い難いロバに翻弄され、何度も危険な目に遭いながらのイランからトルコ、モロッコを横断する3500�qは、一緒に旅するロバへの思いが信頼できる相棒に変わっていくのが見て取れた。

• なにょう さん

  読了日：2023/11/02

  ★イラン。名もなきロバと。★トルコ。オスのやんちゃな「ソロツベ」と。なんか「深夜特急」みたいだなと思ったら、やっぱり、著者は「深夜特急」の影響を受けてた。★モロッコへ。イラン、トルコと違っていたるところにロバがいる。メスの「スーコ」とアトラス山脈や砂漠をまわる。★「旅人には親切に」イスラム教の教えからかみな、親切だな。

• kanki さん

  読了日：2024/01/09

  頑固で本能的なロバと徒歩の旅。イラン、トルコ、モロッコ。人の優しさと悪意、政治事情。警察介入が多いなあ。面白かった

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

• 川村元気 著者最高の文芸作品『私の馬』 一頭の馬との出会いが、私の運命を変えた――。持てる全てを「彼」に注ぎ込んだ女が行きついた奈落とは？　サスペンスフルな... |2日前
  
• 数量限定 CD付き特装完全版 | カンザキイオリ『自由に捕らわれる。』 【新作刊行記念】通常版と同じ青春サスペンスを掲載した特装本に、アーティストとして活躍する著者が当物語を歌った7曲収録... |3日前
  
• 【最新】第171回芥川賞・直木賞 受賞作・候補作一覧 第171回芥川賞と直木賞の受賞作が7月17日(水)に決定しました。芥川賞は朝比奈秋『サンショウウオの四十九日』、松永... |2024年07月17日 (水)　18:45
  
• この夏、おすすめの最恐ホラー小説 暑い夏のお供にぴったりな、背筋も凍るホラー小説特集をお届けします。 |2024年07月17日 (水)　00:00
  
• 宮田愛萌による高校生たちの熱き青春譚『春、出逢い』8月9日発売 存続危機の文芸部が目指すのは、短歌甲子園出場。三十一文字に込めた世界をめぐる初の青春小説。作家・宮田愛萌が描く高校生... |2024年07月08日 (月)　00:00
  
• 永瀬廉主演でNetflixにて映画化『余命一年と宣告された僕が、余命半... 永瀬廉主演、Netflixにて2024年映画化！ヒロインは出口夏希。僕たちの、切なくて儚い『期限付きの恋』が始まった... |2024年07月04日 (木)　00:00