孟司と誠の健康生活委員会

養老孟司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163909974
ISBN 10 : 4163909974
フォーマット
出版社
発行年月
2019年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
239p;19

内容詳細

健康診断の数値は忘れよう。医の賢人は知っている。あなたの常識は間違いだらけ。

目次 : 第1章 さて、健康とは何だったか?(間違いだらけの健康情報にご用心/ 健康診断が人々を不幸にする/ 長生きは医療のおかげ、じゃなかった!?/ ここで、病気とは何か、を考えてみよう)/ 第2章 はて、医療とは何だったのか?(かつて、名医がいた/ 余命宣告に律儀に従う必要なし/ 「脳化社会」は、まず医療から始まった/ 戦後の保険制度が「医を算術」にした)/ 第3章 私たちが医者を目指したころ(生きものは「情報」になっていく/ 身体の成り立ちはあまりにも複雑だ)/ 第4章 日本人はどこへ行く(狭いところで窮屈に暮らす日本人/ 無理して嫌なことばかり思う国民性/ 天下りと利権のため法律はできる/ 本当は自立できる日本人)/ 第5章 結論 医療に何を期待する?(事故や怪我、やけどの治療は素晴らしい/ 健康診断をどう切り抜ける?/ どうしても何かしたいなら、身体に害のないことをしよう/ 嫌なことはしない、健康診断は受けない)

【著者紹介】
養老孟司 : 1937年鎌倉市生まれ。62年、東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。95年東京大学医学部教授を退官し、現在同大学名誉教授。89年『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞、2003年『バカの壁』(新潮新書)で毎日出版文化賞を受賞

近藤誠 (医師) : 1948年東京生まれ。73年、慶應義塾大学医学部卒業後、同医学部放射線科入局。79〜80年、米国へ留学。83年から同大学講師を務める。96年に刊行した『患者よ、がんと闘うな』(文藝春秋)で抗がん剤の副作用問題を初めて指摘し、医療の常識を変えた。2012年、第60回菊池寛賞受賞。14年、慶應義塾大学を定年退職。13年、「近藤誠がん研究所セカンドオピニオン外来」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • すしな さん

    010-24.健康診断の結果を見て動揺した時に一旦落ち着くために読むと良い本です。35歳を過ぎた人の半数以上が異常値を示す基準値の設定は普通に考えたらおかしいとのこと。日本人は真面目だからそれを真に受けて病院に行くわけですけど、最近のお医者さんも実際にその人が病気かどうかよりも、基準値の範囲内戻すことだけを考えている先生も多いとのことでした。国の医療費への支出やお医者さんは増えているのに救急やお産ができる病院が減っているのはそういうことなのだなと納得しました。

  • おさむ さん

    はっちゃけ爺さん達の大放談会。健康診断なんてくそくらえ。無理して嫌なことばかり考える日本人‥‥。言いたい放題だが、妙に納得もする。箴言も多い。生きてる限り不安はあるから、不安と同居できるようになるのが成熟。歴史とは時間的に動いているものを言葉という時間の止まったツールで表現するもの。だから、いくらでも書けちゃう。ルールなんかいらない。みんなが大人になれば良い。後ろめたいけどやらなければならない。そういう状態にしておくのが大人。この2人がいまのコロナ禍を、どう論じるのかがとても気になります。

  • さきん さん

    健康と客観的に示されても、自らを健康と実感できない日本人。ガンの治療はほとんど無駄ばかりと説く近藤氏との対談を通して、原因を考察していく。健康診断は未病を目指して医療費を結果的に抑えられるなら、やる意義があると感じるが、身長はほとんど変わらないから測る必要はないかもしれない。かかり医はほしいと思った。タバコは本人はいいかもしれないけど、タバコに対する耐性のない人が受動喫煙するのが問題。寿命が延びたのは、竹村氏の指摘通り、水道整備が大きいと思った。

  • あまね さん

    養老孟司先生と近藤誠先生の対談。言いたいことを言いたい放題お喋りしている様子が楽しいです。自分が健康だと思っている人のグラフは、とても興味深く思いました。アメリカ人は90%の人が健康だと思っていて、日本人は30%ほど。長生きなのに、不健康に悩むのが日本人とのことです。そこから展開していくお二人のお話は、唸ることも多くとても勉強になりました。何より元気いっぱいのお二人のご様子に、気持ちが明るくなりました。

  • はる さん

    健康の話、利権の話、医療の話などなど、近藤誠が普段から主張していることを、養老猛司が快活に解説してくれてる感じでわかりやすいし、面白かった。養老孟司は東大卒で東大の教授であった。2人の対談で進むこの本は、知的好奇心が満たされたように思う。昔のエリートかな。生まれも育ちもいいのだなと。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

養老孟司

1937年生まれ。東京大学名誉教授、医学博士、解剖学者。東京大学退官後、北里大学教授、大正大学客員教授を歴任。京都国際マンガミュージアム名誉館長。1989年、『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞、2003年、『バカの壁』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品