建築家の読書塾

難波和彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784622079590
ISBN 10 : 4622079593
フォーマット
出版社
発行年月
2015年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

「モダニズム運動の陰で捨象された近代をとらえる精細でオルタナティヴな視点の探索」へ。『S,M,L,XL+』『パサージュ論』ほか12の書を全編ゼミ形式で読みとく。

目次 : 1 日常性の美学(ミシェル・ド・セルトー『日常的実践のポイエティーク』を読む/ レム・コールハース『S,M,L,XL+』を読む/ エドマンド・バーク『崇高と美の観念の起源』を読む)/ 2 無意識の構造(多木浩二『生きられた家』を読む/ バーナード・ルドフスキー『驚異の工匠たち』を読む/ J・J・ギブソン『生態学的視覚論』を読む)/ 3 自生的秩序と計画(ジェイン・ジェイコブズ『アメリカ大都市の死と生』を読む/ マンフレッド・タフーリ『球と迷宮』を読む/ I・プリゴジン、I・スタンジェール『混沌からの秩序』を読む)/ 4 歴史の底流(磯崎新『建築における「日本的なもの」』を読む/ ヴァルター・ベンヤミン『パサージュ論』を読む/ アンドレ・ルロワ=グーラン『身ぶりと言葉』を読む)/ 付録 難波研究室必読書30冊

【著者紹介】
難波和彦 : 1947年生まれ。建築家。東京大学名誉教授、放送大学客員教授。文化庁国立近現代建築資料館運営委員、グッドデサイン賞(住宅部門)審査委員なども務める。1974年、東京大学大学院博士課程修了(生産技術研究所・池辺陽研究室)。1977年、界工作舎設立。1996年、大阪市立大学建築学科教授を経て2003年、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授。2014年、日本建築学会賞業績賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • エリナ松岡 さん

    建築家の難波さん主宰の読書会での本ごとのレジュメをまとめたものです。レム・コールハースとジェイン・ジェイコブズの著作が含まれているので読んでみました。で、まずその二人のは文句なしに面白かったです。それから本ごとに輪番の人のレジュメと難波さんのレジュメがあるのですが、難波さんのは流石の安定感というか、どれもとても勉強になりました。もちろん難波さん以外でもいいものはあります。また、読んでみたい本は最後の3つ、磯崎さんの著作、『パサージュ論』、『身ぶりとことば』あたりです。どれも手強そうではありますが。

  • owlsoul さん

    建築の人文学的解釈について関心があったが、入り口がつかめずにいた。そんな私にとって本書は「とりあえずの一冊」として大変有効だった。建築はオブジェであり生活環境でもある。建築家が作品について考えるとき、この二つの側面が混ざり合うことで様々なアプローチが生まれてくる。建築写真として完璧な姿を記録された後、オブジェは生活環境へと劣化していくのか。それとも、デザイン空間における人々の営みまでを作品とするのか。建築家の計算と意図を評価すべきか。それとも、生活者の自由によるカオスを愛でるべきか。建築は奥が深いようだ。

  • ロータス さん

    埼玉県立近代美術館で「インポッシブル・アーキテクチャー展」を観たときに、この本がグッズ売り場に置いてあったため図書館で借りてみた。柄谷行人がところどころで引用されているのが個人的に面白かったし、建築を哲学用語で語っていることにちょっと衝撃を受けた。たしかに建築は芸術や美学の領域だから哲学用語で語られることに不思議はないのだが、今まで建築家の書いた本を読んだことがなかったので、これはなかなか楽しいぞと思ったのであった。

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