13・67

陳浩基

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163907154
ISBN 10 : 4163907157
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
496p;19

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • W-G さん

    コレは面白い。バラエティに富んだ連作で、一作ごとのクオリティも高い。警察小説でありながら、綾辻行人氏が賛辞を送っているのも納得の本格として仕上がっており、特に手掛かりの散りばめ方とその回収が秀逸。『クワンのいちばん長い日』などは、クイーンの『エジプト十字架の秘密』を思わせる力強さがある。難点といえば、地名や都市名が覚えづらいくらいか。最後の章の仕掛けも予想の斜め上をついてきており、そこまでの衝撃はないものの、出し抜かれた感はしっかりある。他の作品も楽しみな作家。それにしても島田荘司氏の業界への貢献は凄い。

  • ミカママ さん

    先にネガっちゃうと、決して読みやすくはない。中華名が苦手。返還前にいちど訪問しただけの彼の地、土地勘ゼロなのも残念。時代を遡っていくやり方、ふむふむ、その辺に鍵がありそうだぞ。登場人物も多いが、名刑事クワンと仲間たちの魅力&スピード感に助けられる。事件解決のツイストがスゴい。江戸川乱歩先生の古典推理小説を思わせる展開。作者の自国への愛情がヒシヒシと伝わってくる。そしてラスト、、、そうそうコレだよ、このために最後まで読んで本当によかったよ。タイトルの意味、今読み友さんのレビューで気づいた愚か者のわたし。

  • starbro さん

    「週刊文春ミステリーベスト10」の海外篇で第1位になってから、図書館に予約したので、ようやく読めました。本格物の長編だと思って読み始めたのですが、連作短編(中編?)の社会派近代史ミステリでした。共産主義の中国ミステリなので、もっとお堅い内容かと思いきや、香港が舞台ということもあり、日本欧米のミステリとあまり変わりません。2017年の海外ミステリ部門で上位だけあって、読み応えがあります。香港、中国の現代史が解るともっと楽しめるかも知れません。

  • 遥かなる想い さん

    2018年このミス海外第2位。 1967年から 2013年の半世紀にわたる 香港の激動を、 香港警察に生きるクワンを通して 描いた 骨太の物語である。 クワンと ローの師弟関係が 秀逸で 物語の骨格を 形作る。 2013年から 時代を逆に 辿りながら、 描く中編集…映像で見たい気もする、 香港の優れたサイドストーリーだった。

  • 星落秋風五丈原 さん

    13・67は物語の最初と最後の年を表す。第一話は2013年、最終話は1967年だ。その間には香港の中国返還という一大イベントが挟まれる。天眼と綽名される名刑事クワンと、熱血刑事ローの主人公二人の活躍譚を経糸に、香港現代史を経糸に織りなされる。 第一話ではクワンは病院で口もきけない状態で登場し、安楽椅子探偵の上をいく活躍を見せる。しかし快刀乱麻を断つような名推理と仲間達との見事な連携で数々の事件を解決してきたクワンにも“若葉のころ”はあった。そしてその時出会った相手とは、深い因縁を持つ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

陳浩基

1975年生まれ。香港中文大学計算機学科卒。台湾推理作家協会の海外会員。2008年、童話ミステリ「ジャックと豆の木殺人事件」が台湾推理作家協会賞の最終候補となり、翌年「青髭公の密室」で同賞受賞。2011年『世界を売った男』で第2回島田荘司推理小説賞を受賞。2014年の『13・67』は香港の現代史に材

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品