『日本書紀』が隠し通した天皇の正体 廣済堂文庫

関裕二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784331654705
ISBN 10 : 4331654702
フォーマット
出版社
発行年月
2010年07月
日本
追加情報
:
16cm,247p

内容詳細

『日本書紀』にはさまざまな謎があるが、最大の謎は、「天皇」そのものである。「現人神」である天皇は、祟りをもたらす恐ろしい存在でもあった。その天皇が逆に祟りを恐れたのが、ヤマトタケルや聖徳太子。さらには、蘇我入鹿、菅原道真、平将門。これらが暗示する古代日本史の真実とは?考古学上の証拠と『日本書紀』との矛盾。そして、通説への疑問。大胆な仮説と緻密な推理によって、次第に解き明かされていく天皇の正体、そして日本人の正体。人気歴史作家が古代史最大の謎に迫る。

目次 : 第1章 祟る天皇と祟られる天皇(祟る王が弥生時代の戦乱を収拾させた?/ 戦争の始まりは農業を発明したから? ほか)/ 第2章 多神教と戦争(家畜となった日本人/ 一神教を受け入れない日本人の体質 ほか)/ 第3章 祟られる天皇の謎(なぜ天皇は祟られるのか/ 出雲神・大物主神の祟りにおびえたヤマトの初代王 ほか)/ 第4章 皇祖神と出雲神の謎(「祟る天皇」は古代日本人の大発明?/ 天照大神と大物主神は一体分身? ほか)/ 第5章 祟る天皇の正体(なぜ出雲の王家は潰され復活したのか/ ヤマト建国の歴史 ほか)

【著者紹介】
関裕二 : 歴史作家。1959年千葉県柏市生まれ。独学で古代史を学ぶ。1991年に衝撃的デビュー作『聖徳太子は蘇我入鹿である』を発表以来、古代をテーマに意欲的な執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Ken.T さん

    上手く辻褄を合わせるのはこの著者の特技だ。異端としてあるのが欠史八代説で初代神武天皇と10代崇神天皇の同一人物説なのだが関氏はもっと異端。強引に神武天皇と15代応神天皇を同一と見る。 応神天皇といえば神功皇后の子である。神功皇后といえば九州の熊襲を征伐し朝鮮の新羅も治めたた女傑にかかわらず、その後ヤマトからは冷遇される悲劇のヒロインだ。 関氏がなぜこんな無謀な説を立てたのか?彼にとって真実が何であるかは問題でなかったと思う。彼の思想は天皇が畏怖すべき存在、祟る存在であることに尽きる。

  • Emkay さん

    天皇が祟られたり祟ったりする存在であったことが、天皇制維持の一つの背景であったとする推理から話は始まる。祟る存在が出雲や東国に繋がりがあるとの指摘から、やがて邪馬台国〜ヤマト建国のプロセスを、「日本書紀」「古事記」に隠された意味や、なぜわざわざ不自然な設定を用意したのかといった素朴な疑問から紐解く。最後の、天孫降臨の地が南九州にある点から展開した推理も面白い。それだけに一神教から西洋文明のすべてを説明しようとした第二章は、反証が多すぎて全く説得力に欠け、不要だったと思う。

  • Gen Kato さん

    作者が憲法九条改正派なのはよく理解できました。いや、古代史が現代に通じるという考えそのものには共感しますよ…

  • ウナ さん

    自分の中での天皇の位置とか自分との関係性とかちょっと考えた。森の宗教と砂漠の宗教なんかもおもしろかった。

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人物・団体紹介

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関裕二

1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。仏教美術に魅了され奈良に通いつめ、独学で古代史を学ぶ。以後、古代をテーマに精力的に執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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