基本情報
内容詳細
日本の磁石は世界の先頭を走っていた。本多光太郎のKS磁石鋼を皮切りに、三島徳七がMK磁石鋼、増本量らがNKS磁石鋼、渡辺三郎がFW磁石鋼を発明し、加藤与五郎と武井武は世界初のフェライト磁石を発明した。六人の先覚者が次々と新しい磁石を発明し、磁石は日本のお家芸であったが、第二次世界大戦が終わってみると、日本は世界から大きく水を開けられていた。日本の磁石の栄光を回復したのは、鉄・ネオジム・ボロンを巧妙に組み合わせて佐川眞人が発明した希土類化合物磁石である。本書は、わが国の磁石の歴史を主に特許の立場から綴ったものである。
目次 : 第1話 本多光太郎とKS鋼/ 第2話 三島徳七とMK鋼/ 第3話 増本量とNKS鋼/ 第4話 渡辺三郎とFW鋼/ 第5話 加藤与五郎・武井武とフェライト磁石/ 第6話 トップの座に返り咲く
【著者紹介】
鈴木雄一 : 1974年東北大学大学院博士課程修了(金属工学)。2001年古河電気工業(株)常務取締役。2003年古河テクノリサーチ(株)。2005年産学国際特許事務所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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人物・団体紹介
鈴木雄一
1943‐2017年。1966年、早稲田大学理工学部金属工学科卒業。74年、東北大学大学院博士課程修了、金属材料工学専攻、工学博士。74年、古河電気工業株式会社入社、中央研究所勤務。2001年、常務取締役、研究開発本部長。03年、古河テクノリサーチ株式会社社長。2008年、産学国際特許事務所所長を歴
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