【第163回 芥川賞受賞作】破局

遠野遙

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309029054
ISBN 10 : 4309029051
フォーマット
出版社
発行年月
2020年07月
日本
追加情報
:
144p;20

内容詳細

第163回芥川賞受賞!
2019年文藝賞でデビューした新鋭による第2作。

私を阻むものは、私自身にほかならない――ラグビー、筋トレ、恋とセックス。ふたりの女を行き来する、いびつなキャンパスライフ。28歳の鬼才が放つ、新時代の虚無。


著者
遠野 遥 (トオノ ハルカ)
1991年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。東京都在住。2019年『改良』で第56回文藝賞を受賞しデビュー。

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    主人公の陽介は孤独なラガーマン。小説は一貫して、彼の一人称視点から眺められ、思惟され、語られる。ラグビーは本来はチーム・プレイだが、彼にあっては自分自身の身体と精神力の鍛錬にもっぱら関心が払われている。したがって、ゲームの描写もまた、対峙するのは自分と相手である。母校(高校)のコーチとしてもチームプレイよりも、まずは自己鍛錬に主眼が置かれていた。すなわち、彼の中にあってはすべてがいわば自己完結する世界であり、対象となる人間(膝や佐々木、あるいは麻衣子や灯)、そして世界もまたそれぞれで完結しているべき⇒

  • starbro さん

    第163回芥川龍之介賞受賞作・候補作第一弾(1/5)、遠野 遙、文藝賞受賞作『改良』に続いて2作目です。本作は、性欲の果て青春恋愛譚の秀作でした。慶応大学法学部で元高校ラグビー部、将来公務員、精力強ならモテるでしょうね(笑) http://web.kawade.co.jp/bungei/3688/ 【読メエロ部】

  • 鉄之助 さん

    主人公は、筋肉バカか?! と途中何度も思った。賢そうだけど何か、ズレてる。肉体礼賛のため、ひたすら肉を食い、セックスにいそしむ。「裸で腕立て伏せをすると、性器が都度(つど)床に触れて面白い。でも、衛生面を考えれば下着を穿いた方がいい。」 笑っちゃった。しかし、順風満帆と思えた彼の人生は急転直下、「破局」する。堅牢そうに見えた人生も、すぐそこには危うさが潜んでいる。「ゾンビ」や「臭さ」…いろんなキーワードが隠喩になっていそうで、文体の軽さや読みやすさの割には、一筋縄ではいかない作家のような気がした。

  • 旅するランナー さん

    セックスとおしゃべりとラグビータックル。過激な芥川賞受賞作。悪夢のような追われ追いかける恋模様。ゾンビみたいに最後まで立ち勃ち絶ち続けろ!

  • mint☆ さん

    元ラグビー部で今は高校生のコーチをしている大学四年生の陽介。体を鍛え将来は公務員を目指し勉強している。女性にモテそうなタイプ。順風満帆な人生。だがどこかおかしい。自分で自分の事がよく分かっていないように思える。一見常識的に見える場面でも主人公は頭の中で変なことを考えている。元カノと今カノに翻弄されどちらとも破局を迎え、ラストは衝撃的。その場面でもやっぱり何かズレてる。淡々として進む不思議な世界観の小説だった。

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