落第坊主を愛した母

遠藤周作

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784759309461
ISBN 10 : 4759309462
フォーマット
出版社
発行年月
2006年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,221p

内容詳細

手紙やエッセイ・短編・童話などから、遠藤文学の心底を流れる母親の存在をテーマにした初めての本。単行本未収録資料も掲載。没後10年記念出版。遠藤文学の真髄に迫る1冊。

【著者紹介】
遠藤周作 : 1923年3月27日東京生。慶應大学仏文科卒。学生時代から『三田文学』にエッセイや評論を発表。55年『白い人』で芥川賞獲得。66年『沈黙』により谷崎賞受賞。1995年には文化勲章受章。生涯をかけた壮絶な人間の生と死、信仰を見つめ続け、『海と毒薬』『沈黙』『深い河』などの純文学作品を世に問う。また、“孤狸庵仙人”を名乗り、女性たちに圧倒的支持を受けたユーモア小説やエッセイを発表し、そのユーモア精神で多くの人に愛された。1996年9月、惜しまれつつ急逝

山根道公 : 1960年、岡山県生。早稲田大学第一文学部卒。立教大学大学院修了。文学博士。現在ノートルダム清心女子大学助教授。『遠藤周作 その人生と「沈黙」の真実』(朝文社)により日本キリスト教文学会奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ワッツ さん

    遠藤の母に関する考察や短編を集めた物。遠藤が強烈なエディコンであることは有名だし、読むと本人も相当自覚していたことが窺われる。遠藤において、キリスト教=母郁であり、母に対する愛情など様々な思いを浄化する為に小説を書き続けたというのがよくわかった。遠藤親子の精神的指導司祭である、ヘルツォグの存在は今まで知らなかったし、この人からも多大な影響を受けている事を初めて知った。生前上智大学進学のことも頑なに否定していた遠藤だが時代が進み、知らぬことが明るみに出ているし、この本は遠藤文学を知る為の良い1冊である。

  • 螺子 さん

    予備校の現代文のテキストに入っていたので気になっていた"私のもの"が収録されていると思って借りたら遠藤周作の人生について山根道公という人が監修した一冊だった。返却期限まであと20日あるから余裕があればもう一度読みたい。テーマが壮大過ぎるので、二度読まないと頭に入らない気がする。なんとなく、遠藤周作の母親はいろんな意味ですごかったということしかまだ分からない。

  • うめけろ さん

    学生時代から大好きだった遠藤先生に関する本なので読んでみました。今、自分が住んでる場所からも近いし、親近感が湧きました。これまで知らなかったこともあったし、読んでよかったです。一般受けする本ではないですけどねー。

  • harak さん

    遠藤周作の作品と、悪ふざけの過ぎる本人とのギャップが不思議だった。これは、遠藤の作品から母との関係をえがいた個所を集めた本ですが、そのギャップを埋める出来ごと、背景を理解できた気がします。読めて良かったです。精神的な遺産を息子に残すような生き方は私にはできないですネ・・

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人物・団体紹介

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遠藤周作

1923年、東京生まれ。幼年期を旧満州大連で過ごす。神戸に帰国後、十二歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒業。50年から53年までフランスに留学。一貫して日本の精神風土とキリスト教の問題を追究する一方、ユーモア小説や歴史小説、戯曲、「狐狸庵もの」と称される軽妙洒脱なエッセイなど、多岐に

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