りん語録

谷村志穂

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087861303
ISBN 10 : 4087861309
フォーマット
出版社
発行年月
2020年10月
日本
追加情報
:
192p;19

内容詳細

島崎藤村の「初恋」や宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』に
出てくるりんごは一体、何りんご?

りんごに魅せられた小説家が、りんごを巡る旅で
出会った味と香りと言葉をふりかえる。

りんごを追いかけて6年。“青森りんご勲章”受章後、
山形、茨城、群馬、茨城などの農園や研究所も訪ね、
伝統あるりんごのお菓子を味わいに京都や神戸へ。
さらには文学作品中のりんごにも思いを馳せ――

●本書に登場するりんご
星の金貨 ぐんま名月 はつ恋ぐりん トキ こうとく
旭 さんさ 恋空 ピンクレディー 陸奥 and more!

●もくじ
1 りんご好きには、悩ましい春
2 青森生まれ、はつ恋
3 ああ、名月や
4 まだ花のときに選ばれる
5 豊満であれ
6 夏りんご
7 その家は大きなりんご園の中に
8 八月、恋空
9 Oくんの夏りんご
10 黄金のりんごに賢治は出会った
11 吾輩、名前はまだない
12 ふじだけ、ききりんご
13 本の街で30年後
14 瓢箪からタルト・タタン
15 ポムとアムール
16 フクロウに会いたい!
17 りんご社長、湯を当てる
18 栗毛の馬とりんご
19 名月、燃え上がる
20 りんご酒は故郷の匂い
21 りんごオールスターズ
22 みんなで幸せに

・著者紹介
谷村志穂(たにむら・しほ)
1962年札幌市生まれ。北海道大学農学部にて動物生態学を専攻する。
雑誌編集者などを経て90年に上梓した『結婚しないかもしれない症候群』
がベストセラーに。91年、処女小説となる『アクアリウムの鯨』を発表。
2003年、『海猫』で島清恋愛文学賞を受賞。著書に『余命』『黒髪』『尋ね人』
『いそぶえ』『ボルケイノ・ホテル』『大沼ワルツ』『移植医たち』『セバット・
ソング』『チャイとミーミー』『空しか、見えない』『ききりんご紀行』など多数。
17年、青森りんご勲章受章。

【著者紹介】
谷村志穂 : 1962年札幌市生まれ。北海道大学農学部にて動物生態学を専攻する。雑誌編集者などを経て90年に上梓した『結婚しないかもしれない症候群』がベストセラーに。91年、処女小説となる『アクアリウムの鯨』を発表。2003年、『海猫』で島清恋愛文学賞を受賞。17年、青森りんご勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さつき さん

    りんご好きの著者によるりんごをめぐるエッセイ。島崎藤村や宮沢賢治が描いたりんごはどんな種類だったか?りんごの育種や観光農園の話しも面白かったです。初恋ぐりん、ピンクレディーなど希少種にも興味津々。本格的なりんごシーズンを前に読めて良かったです。

  • りんご さん

    1800冊目の本はりんごが大好きな谷村志穂さんの、りんごにまつわるエッセイ。ピンクレディーという品種を食べた時の描写。「〜、硬質で引き締まった実、ナイフを入れるだけでときめく。なんと素晴らしい。そっとかじってみる。まるで一瞬にして袖にされるような強い酸味でパンチを食らうと、その奥からえも言われぬ豊かなな香りが、ピンクの薄衣をまとったように現れてくるこの感じ。」ほおら、食べたくなるでしょ?ちな私はバカ舌なので、横に置いて比べないと味の比較ができましぇーん。

  • よこたん さん

    “かじってみたら、恥ずかしいくらいに好きな味わいだった。甘酸適和というりんごの味わいを表す用語があるが、このりんごは、私の中でどんぴしゃな適和をもたらした。” 好みの味と歯ざわりのに出合うと、幸せな気持ちになるよね。はつ恋ぐりん、さくさくで甘酸っぱい青りんごを食べてみたいな。まるまる一冊、りんごへの愛が詰まったエッセイ。次々出てくるりんごを検索しながら読む。りんごは赤いの派だけど、ななみつき、ぐんま名月などの黄色いりんごもいいな。柔らかく煮たりんごに、ほろ苦いチョコのかかった「ポム・ダムール」は大好物!

  • tenori さん

    まるごと一冊りんごの本。りんご好きの谷村志穂さんによる、りんご紀行エッセイ。国内外の文学と絡めているあたり、作家さんらしい。私自身、岩手県に住むようになって「こんなにりんごって種類があるの」と驚くことしきり。形も色も食感も違って奥が深い。無袋で育てたふじのことをサンふじって呼ぶのだと知らずにいました。ちなみに私は、この本でも取り上げられている「ぐんま名月」が推しです。りんごの専門書を読んでみようかな。

  • かおりんご さん

    りんごに関するエッセイ。りんご愛がすごい!著者の前のエッセイも読みたくなりました。いろんなりんご、たべてみたいなぁ。

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人物・団体紹介

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谷村志穂

1962年北海道札幌市生まれ。北海道大学農学部にて応用動物学を専攻。1990年ノンフィクション『結婚しないかもしれない症候群』がベストセラーとなる。1991年『アクアリウムの鯨』を発表し、小説家デビュー。紀行、エッセイ、訳書なども手掛ける。2003年北海道を舞台に描いた『海猫』で第10回島清恋愛文学

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