『マルタの鷹』講義

諏訪部浩一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784327377311
ISBN 10 : 4327377317
フォーマット
出版社
発行年月
2012年02月
日本
追加情報
:
380p 19cm(B6)

内容詳細

なぜ『マルタの鷹』はハードボイルド小説の原点にして極北であるのか―ファム・ファタール、探偵小説史、戦争と死の消費、モダニスト・アンダーステートメント、偶然と不条理、アメリカ的イノセンス、都市と警察、ファルスといったキーワードを足がかりとして、不朽の名作に新たな光を当てる。『マルタの鷹』本文への詳細な語注を巻末に付す。

【著者紹介】
諏訪部浩一 : 1970年生まれ。上智大学卒業。東京大学大学院修士課程、ニューヨーク州立大学バッファロー校大学院博士課程修了(Ph.D.)。現在、東京大学文学部・大学院人文社会系研究科准教授。専攻はアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • harass さん

    表題の全20章を丁寧に23の講義で精読。主人公の内面描写を廃した作品であるが、細かな言葉遣いから内外の研究者などの指摘を含めて内面や作者の意図と狙いを探っていく。深い読みを可能にさせる名作であることと、もっともで膝を打つ解釈に感心。文学部ではこういう精読をやっているのだろうが他学部の出身の自分には非常に新鮮に感じた。・主人公スペードは、彼のしぐさや言葉づかいを丁寧に読めば、タフガイで冷静だという振りをしていているだけで、ときおりその演技が破られているという 図書館で借りたが購入することにした。

  • k5 さん

    工事現場から落ちてきた梁に命を奪われそうになり、家族を捨てて失踪した男は、別の街で、まったく同じような生活を築いていた。このエピソードを、世界と自我の間の亀裂を認識したはずの男が、結局は人生と歩調を合わせられる、と思っていたと評するなど、本当に刺激的な読みが満載の一冊。何か海外の小説を精読して論文とか書きたい!という欲が、久々に高まりました。

  • すえ さん

    アメリカ文学専攻の准教授が『マルタの鷹』を精読すると、ここまで内容深掘り出来るのかと感嘆しながら、とても興味深く読んだ。本書で著者は、サム・スペード他登場人物のセリフやしぐさの裏にひそむ心理を、徹底的に分析し解説してくれる。読了後『マルタの鷹』の緻密に計算されたトリックや文学的な小説としての完成度に改めて驚き。ハメットはパルプマガジン『ブラックマスク』誌に連載された作品を、単行本として上梓するにあたって半年かけて改稿したという逸話にも納得。『マルタの鷹』を2回、いやそれ以上楽しめた気分。良書だった

  • hikarunoir さん

    巻末の語句注釈に至るまで労作。文学との格闘の真の意味を実感。50年代犯罪文学のフリットクラフト・パラブルオマージュとの関連まで気づきを得る。

  • tyfk さん

    「近代という「ポスト叙事詩」の時代に生まれた「故郷喪失の形式」としての小説とは、「美しい予定調和」の不可能性という宿命を抱えている。『マルタの鷹』が真に卓越した作品となっている理由の一つは、それがこうした「宿命」に対峙し、その「予定調和の不可能性」を作品の強度として—あるいはほとんど「倫理」のようなものとして—表現していることにある」

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人物・団体紹介

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諏訪部浩一

1970年東京生まれ。アメリカ文学者。上智大学文学部卒業。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中退。ニューヨーク州立大学バッファロー校大学院博士課程修了(Ph.D.)。現在、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部准教授。著書に『ウィリアム・フォークナーの詩学 1930‐1936』『アメリカ小説をさ

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