かっかどるどるどぅ

若竹千佐子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309030791
ISBN 10 : 4309030793
フォーマット
出版社
発行年月
2023年04月
日本
追加情報
:
228p;20

内容詳細

心もとない毎日を送る四人は、引きつけられるように古いアパートの一室を訪れるようになる。そこでは片倉吉野という不思議な女性が、訪れる人たちに食事をふるまっていた―。

【著者紹介】
若竹千佐子 : 1954年、岩手県遠野市生まれ。岩手大学教育学部卒業。主婦業の傍ら、幼いころからの「作家になる」という夢を持ちつづけ、五十五歳で小説講座に通いはじめる。8年をかけて『おらおらでひとりいぐも』を執筆、2017年、河出書房新社主催の新人賞である文藝賞を史上最年長となる六十三歳で受賞しデビュー。翌2018年、同作で第一五八回芥川賞を受賞。沖田修一監督・田中裕子主演で映画化もされた。世界十か国超で翻訳されており、2022年、ドイツ語版Jeder geht f¨ur sich allein(ユルゲン・シュタルフ訳)が独の著名な文学賞であるリベラトゥール賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    若竹 千佐子、芥川賞受賞作「おらおらでひとりいぐも」に続く2作目読みました。前作よりもメッセージ色の強い短編集でした。著者は寡作ながら書き続けるんでしょうね。 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309030791/

  • いつでも母さん さん

    『死はむしろ生者のためにあるのかもしれない。』この言葉で結ばれたのは、芥川賞を受賞してから6年振りの若竹さんの第2作。60代後半の悦子と芳江、30代後半の理恵に20代の保。そしてキーとなる東北弁の高齢女性・吉野さん。それぞれの孤独、そこからの共生の物語。第六話まで孤立から再生を吉野の家の片隅にいるような感じで読んだ。第四話『よき人の』吉野のこれまでを、怒りと涙で拳を握りしめて読んだ。タイトルの由来は分らないが、読了後は何となくではあるがストンと腑に落ちる感じ(鶏の鳴き声ですよね?)

  • シナモン さん

    「ご飯を食べてまた食べてたっぷりと寝て、たまにポロンとうれし涙の一つもこぼして、歯ぎしりするほどの悔しさも味わって、それをこねて丸めてまた食べる。そうすりゃアンタもいい塩梅のばばぁになれる。ばばぁになれば強くなる」若竹千佐子さんが描く人生に行き詰まった人たちの物語は力強くて優しくて。引き込まれました。個人的には「おらおらでひとりいぐも」より好き。

  • fwhd8325 さん

    あれから、もう6年も経っていたのですね。久しぶりの新作は、前作よりも強い生命力を感じました。まるで植物が成長していくような力強さです。何度か、神様の存在を語る場面があります。現実の厳しさは、自分でなんとかしなければ、そんな強い意志だと思います。理想ではないけれど、少し前は、人の存在、体温を感じることが当たり前でした。強く生きるのではなく、自分自身を意識すること、そんなメッセージのように感じます。

  • けんとまん1007 さん

    丸い形の食卓を囲む。自分が小さい頃、我が家もそうだったのを想い出した。丸い・・円という形が持つ無限の広がりを考える。人は、不器用な人が、とても多いのだと思う。その不器用さは、いろいろあると思うが、それが、その人ならではの人間性・味になっている。違うからこそいいのであって、そこから関係性が広がる。それは、一人の中にもあるし、それ自体、変わるところと変わらないところがある。やはり、人は関係性の中の生き物だなあ〜。

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若竹千佐子

1954年、岩手県遠野市生まれ。岩手大学教育学部卒業。主婦業の傍ら、幼いころからの「作家になる」という夢を持ちつづけ、五十五歳で小説講座に通いはじめる。8年をかけて『おらおらでひとりいぐも』を執筆、2017年、河出書房新社主催の新人賞である文藝賞を史上最年長となる六十三歳で受賞しデビュー。翌2018

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