外交官の文章 もう一つの近代日本比較文化史

芳賀徹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480861191
ISBN 10 : 448086119X
フォーマット
出版社
発行年月
2020年06月
日本
追加情報
:
464p;20

内容詳細

攘夷・開国から日清・日露の戦役を経て開戦まで。国運を一身に背負い、「言葉による戦争」を最前線で担った人々の記録と回想。

目次 : 「攘夷」のなかの日本発見―ラザフォード・オールコック『大君の都』/ 暁窓残燭の下に―栗本鋤雲『匏庵遺稿』他/ 文学としての幕末外交回想記―田辺太一、福地源一郎、栗本鋤雲/ 岩倉使節団と日本の近代化―久米邦武編述『特命全権大使米欧回覧実記』/ 清国外交官の見た明治日本―黄遵憲『日本雑事詩』/ 幕末洋学から日英同盟締結へ―林董『後は昔の記』/ 明治外交の危機に立つ―陸奥宗光『蹇蹇録』/ 日露戦争の暗鬱―小村寿太郎/ フランスからの詩人大使―ポール・クローデル/ 孤立と国際協調―幣原喜重郎/ 「愛する女が狂ってゆく」―ジョージ・サンソム/ 大戦前夜の駐英大使―吉田茂と妻雪子

【著者紹介】
芳賀徹 : 1931‐2020年。東京大学教養学部教養学科卒、同大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化専攻博士課程修了。文学博士(東京大学)。東京大学教養学部教授、プリンストン大学客員研究員、国際日本文化研究センター教授、京都造形芸術大学学長、岡崎市美術博物館、静岡県立美術館の館長などを経て、東京大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授、日本藝術院会員。主な著書に『平賀源内』(サントリー学芸賞)、『絵画の領分―近代日本比較文化史研究』(大佛次郎賞)、『藝術の国日本―画文交響』(蓮如賞)、『文明としての徳川日本 一六〇三‐一八五三年』(恩賜賞・日本芸術院賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まーくん さん

    近代日本は何という厳しい時代をくぐり抜けてきたのか。西洋文明を必死に学び、”坂の上の雲”を見上げて突き進み、植民地化を免れたこの国が、後発の帝国主義国として朝鮮半島、中国大陸へ植民地を拡げた挙句、廃墟となるのは必然であったのか?幕末から戦前に至る外交官の著作を読み解き、背景や影響を論ずる本書を読み改めて想う。幕末『大君の都』のオールコック、幕府外交の第一線で重責を担った栗本鋤雲、岩倉使節団『米欧回覧実記』、陸奥宗光『蹇蹇録』、日露戦争における小村寿太郎の暗鬱など、戦前の大戦前夜の駐英大使吉田茂まで12章。

  • ポレポレ さん

    幕末のから昭和まで、外交官の文章を軸に国籍、性別さまざまな視点から日本の風景を眺めていく作品。少々大変ではあるが読み応えがある。いわゆる歴史の学術書みたいなものを期待してしまうとやや肩透かしではあるが、著者の専門が比較文化であることを考えると、野暮な指摘であるかもしれない。時折、対象となる人物に近すぎる気もしたが、それも著者の人物への愛故だろうか。最後に著者の息子があとがきのようなものを書いているが、もう著者は亡くなっていたのか…。

  • 石橋 さん

    [ALL REVIEWS]で教えてもらった一冊。色々な立場の外交官が出てくるが、幕末明治人の深い素養に一々恐れ入る。同時に鹿島茂の「渋沢栄一」を読んでいたので、政府の外交策と渋沢流資本主義の衝突が知れてさらに面白かった。REVIEWSで知ったが、筆者は病床の中で校了を見届けて大往生を遂げたとのこと。

  • 源蔵 さん

    ちょっと得した気分。知らなかったことを教えてくれます。

  • takao さん

    ふむ

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芳賀徹

1931‐2020年。東京大学教養学部教養学科卒、同大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化専攻博士課程修了。博士(文学)。東京大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授、日本藝術院会員。プリンストン大学客員研究員、京都造形芸術大学学長、静岡県立美術館館長などを歴任した(本データはこの書籍が刊行

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