上野由恵が吹く細川俊夫フルート作品集!
日本のトップ・フルーティスト、上野由恵による細川俊夫フルート作品集。ドイツで尹 伊桑、ブライアン・ファーニホウとクラウス・フーバーに作曲法を師事し、日本の伝統的な文化や音楽、それらの美的・精神的基盤に基づいた作品によって現代日本を代表する作曲家、細川俊夫)。その細川が「完璧な技巧と豊かで繊細な音楽性」「人籟、地籟の響きを超えた『天の響き』が聴こえてくる」と称賛する上野由恵のフルートで、『線 I』や『鳥たちへの断章 III』といった名作を収録した、理想的なアルバムの登場です。
毛筆で書く線を音で表現した「音の書(カリグラフィー)」というアイディアの原点『『線 I』(1984)は、細川のその後の作曲活動の出発点となった重要作品。『鳥たちへの断章 III』(1990)は笙奏者、宮田まゆみとの出会いから生まれた作品で、武満 徹の還暦祝いとして作曲されました。こちらもフルート(バス・フルート、ピッコロ)によって毛筆の線が表現されています。細川俊夫自身による日本語解説付き。(輸入元情報)
【収録情報】
細川俊夫:
1. フルート独奏のための『線 I』(1984)
2. フルートと笙のための『鳥たちへの断章 III』(1990)
3. フルート独奏のための『垂直の歌 II』(1995)
4. バス・フルートのための『息の歌』(1997)
5. フルートとピアノのための『リート』(2007)
6. アルト・フルートのための『黒田節』(2004)
上野由恵(フルート)
宮田まゆみ(笙:2)
中川賢一(ピアノ:5)
録音時期:2020年7月2,3日
録音場所:神奈川県立相模湖交流センター
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)