折れた竜骨 下 創元推理文庫

米澤穂信

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488451080
ISBN 10 : 448845108X
フォーマット
出版社
発行年月
2013年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
264p;15

内容詳細

第64回 日本推理作家協会賞受賞作
ミステリが読みたい!2012年版 国内篇 第1位
2012本格ミステリ・ベスト10 国内ランキング 第1位
このミステリーがすごい!2012年版 国内篇 第2位
<週刊文春>2011ミステリーベスト10 国内部門 第2位


自然の要塞であったはずの島で、偉大なるソロンの領主は暗殺騎士の魔術に斃れた。
〈走狗(ミニオン)〉候補の八人の容疑者、沈められた封印の鐘、塔上の牢から忽然と消えた不死の青年──そして、甦った「呪われたデーン人」の襲来はいつ? 
魔術や呪いが跋扈する世界の中で、推理の力は果たして真相に辿り着くことができるのか? 
第64回日本推理作家協会賞を受賞した、瞠目の本格推理巨編。

【著者紹介】
米沢穂信 : 1978年岐阜県生まれ。2001年、『氷菓』で第5回角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞しデビュー。2011年、『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まりも さん

    中世ヨーロッパを舞台にしたファンタジーミステリー下巻。ソロン領主を殺した真犯人、呪われたデーン人との戦いを描いた解決編。面白かった。ファンタジーとミステリーの良い部分が見事に融合した事で、普通の作品とは違った読み応えと満足感がありますね。戦闘、謎解きの両方とも高レベルに仕上がってるとかすごい。ラストも印象的で、ニコラとファルク師弟のやり取りと結末はグッときました。切なくも希望の残る終わり方は読後感も良く、爽やかな気持ちになれる素晴らしい1冊だったと思います。いつか彼らのその後を読める日が来るといいな。

  • ナルピーチ さん

    下巻に突入し更に読み応え満載の内容。呪われたデール人による突然の襲撃、相対する騎士達との白熱の攻防戦はその圧倒的な臨場感を漂わせて息を飲む展開だった。そこからの領主殺しの真相編へと突入。論理的に一つずつ、犯行の可否につき説明を入れながら、張られた伏線を回収してくれる。ラストは切なさを残しつつも、彼の成長と希望を期待する終わり方に、是非とも彼等の次なる冒険譚を期待したい。

  • sk4 さん

    何ですかこの小説は? 鳥肌が治まらないんですけど! 【剣と魔法の国の本格ミステリ】。 刺客の少女との血しぶき舞う戦闘や襲いかかる呪われたデーン人との白兵戦など、およそミステリーとはかけ離れたハリウッド的アクションシーンに目を奪われた後、誰が王殺しの実行犯<走狗>なのかを推理する材料が全て揃ったことが宣言され、読者に対する挑戦状のごとく解決編たる【儀式】が始まる。 ここから展開されるカタルシスと、収束とともに訪れるカタストロフィ、語られる真相、そして未来を誓う合言葉。 本格ミステリ小説の大傑作だと思います。

  • Ame さん

    読後の圧倒的な満足感といったら!周囲の読書家や読友さんの前評判もあり期待値大で読み始めたが、それをはるかに上回る傑作。魔法がありならなんでもありというズルは一切なく、最初から最後まで読者にフェアな状況で推理が進んでいくのがとても刺激的だった。タイトルの意味については最後の最後に明かされ思わず唸る。精錬された文章の端々から壮大な世界観が透けて見えるため、もっとこの世界に浸りたい!もっと色んな場面を見せてほしい!と鼻息荒く身を乗り出してしまうが、切ない余韻を残して物語は終わってしまった。続編に期待。

  • イアン さん

    ★★★★★★★★☆☆謎解きとアクションが佳境を迎える下巻。領主を殺害した走狗≠特定すべく傭兵らを聴取している最中、ついに恐れていたデーン人が襲来する。アミーナらは不死の部族からソロンを護ることができるのか。ミステリでの魔術は御法度だが、「この魔術は〇〇の条件下では発動しない」などのルールが事前に開示されるため、アンフェアな印象は全くない。「ミステリにおいて格闘シーンは蛇足」が自論だけど、本作ではそこにも伏線が隠されており、高い緊張感も相まって最大の見せ場となっている。本格ミステリの新たな可能性を見た。

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