偉くない「私」が一番自由 文春文庫

米原万里

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167905989
ISBN 10 : 4167905981
フォーマット
出版社
発行年月
2016年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
佐藤優 ,  
追加情報
:
382p;16

内容詳細

佐藤優が選ぶ、よりぬき米原万里

ロシア語会議通訳、作家、エッセイストとして活躍した米原万里の作品を、激動のロシアで親交を結んだ盟友・佐藤優がよりぬいた傑作選。メインディッシュは、初公開の東京外語大学卒業論文、詩人ネクラーソフの生涯。ロシア、食、言葉をめぐる傑作エッセイ、単行本未収録作品などをロシア料理のフルコースに見立て、佐藤シェフの解説付きで紹介する。

没後10年米原万里を偲ぶオリジナル文庫。

【著者紹介】
米原万里 : 1950年生まれ。元ロシア語会議通訳、作家。59〜64年、在プラハ・ソビエト学校に学ぶ。東京外国語大学ロシア語学科卒業、東京大学大学院露語露文学修士課程修了。80年設立のロシア語通訳協会の初代事務局長を務め、95〜97年、03〜06年会長。92年、報道の速報性に貢献したとして、日本女性放送者懇談会賞を受賞した。著書『不実な美女か貞淑な醜女か』(徳間書店、新潮文庫)で読売文学賞、『魔女の1ダース』(読売新聞社、新潮文庫)で講談社エッセイ賞、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川書店、角川文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞、『オリガ・モリソヴナの反語法』(集英社、集英社文庫)でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おさむ さん

    「組織が人を切るときの怖さを話しておきたいの。外務省にこれ以上いると危ない」編者である佐藤優氏が東京地検特捜部に逮捕される前日の電話。ここに、米原さんの思慮深さと修羅場をくぐり抜けてきた強靭さがあります。没後10年を機にまとめられた傑作選であるこの本は、スタイルや内容はバラエティで、厳しい批評眼を持ちながらユーモアを失わず、一本筋の通った米原さんの「真の知識人」ぶりを感じさせてくれます。

  • いちねんせい さん

    何より米原さんの卒論を読むことができたこと。二十歳そこそこでこんなものが書けるのか!と、ただ驚くばかり。ネクラーソフにも大変興味を持った。ミラン・クンデラに対する見解にはっとする。もっと読みたいなぁ。

  • aika さん

    「これからは書くことがあなたの仕事になる。」そうして作家・佐藤優を誕生させた米原万里さんのベストエッセイを、ロシア料理のフルコースに見立てたアンソロジー。ネクラーソフをテーマに据えた卒論は既に豪胆さと文章の勢い全開でした。闘病生活の苦悩の中でもネクラーソフの詩を、文学を、彼女なりの正義を貫こうと終生身体に刻み付けたその姿。獄に繋がれた佐藤さんを日本中が大バッシングする中、身を挺してでも守ろうとしてくれた米原さんに感謝する佐藤さんの思いが溢れています。政治評論の綱引きはぜひ佐藤さんに勝ってほしかったなあ。

  • gtn さん

    チェコ生まれの作家クンデラを、文学官僚がまともな作品が書ける訳がないと毛嫌いしたり、何が根拠か、女が選ぶ政治家ベスト・ワースト10を作成したり、どこまでも感覚的な著者。そんな人物が、理論的な佐藤優氏と馬が合うのが面白い。

  • さきん さん

    元駐露外交官がロシア語通訳であり文筆家でもあった米原氏の作品を整理して紹介する内容.私も米原氏の本が大好きで多くの著作を読んでおり,すでに7割ほどは既に知っている内容であったが,米原氏の卒業論文が読めたのが何よりよかった。

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人物・団体紹介

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米原万里

1950年、東京都に生まれる。59〜64年、チェコスロバキアで過ごし、在プラハ・ソビエト学校で学ぶ。帰国後、東京外国語大学ロシア語科卒業、東京大学大学院露語露文学専攻修士課程修了。ロシア語通訳、翻訳者となる。80年、仲間とともにロシア語通訳協会を設立、初代事務局長に就任、同会長を歴任。92年、テレビ

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