筒井康隆全戯曲 1 12人の浮かれる男

筒井康隆

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784835453491
ISBN 10 : 4835453492
フォーマット
出版社
発行年月
2016年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
447p;20

内容詳細

作家・筒井康隆の作品群から、 入手が困難な戯曲(シナリオ)作品+αを、 名アンソロジスト・日下三蔵が再編集! 単行本未収録エッセイなども充実した全戯曲集がついに刊行!

いまなお第一線で作品を発表し続ける筒井康隆の作品の中から、特に戯曲(&シナリオ)作品に焦点を当て再編集した豪華戯曲集がついに刊行開始です!

第1弾は『12人の浮かれる男』
シドニー・ルメット監督の名作『十二人の怒れる男』へのオマージュとして「もし日本にも陪審員制度が復活したら?」という架空の設定で描かれた法廷劇の傑作。
表題作となるこちらに、単行本未収録となるエッセイを加えた豪華戯曲集。全ツツイスト、必携の書です。

▼主な収録予定作品
◎PART 1 『12人の浮かれる男』
◇関連エッセイ
まわり道
作者の心配 ※単行本初収録
「スタア」公演に寄せて ※単行本初収録
稽古場日記
乞うご期待「スタア」
戯曲「スタア」上演法 ※単行本初収録
「スタア」が上演されると聞くと
「スタア」公演に際して
可能的自己の殺人
枠をはずして… ※単行本初収録
スタア再演に思う ※単行本初収録

◎PART 2 『会長夫人萬歳』※単行本初収録    
◇関連エッセイ
会長夫人萬歳について ※単行本初収録
荒唐無稽文化財奇ッ怪陋劣ドタバタ劇−冠婚葬祭葬儀編 ※単行本初収録
感不思議阿呆露往来 ※単行本初収録
ジャズ犬たち ※単行本初収録
筒井が来たりて笛をふく ※単行本初収録

▼続刊予定
第2巻 ジーザス・クライスト・トリックスター
第3巻 スイート・ホームズ探偵
第4巻 大魔神

※収録内容は変更になる可能性がございます。

☆☆☆本戯曲集の4大特徴☆☆☆
1. 筒井康隆の著した戯曲(シナリオ)を網羅! 第4巻には伝説の「大魔神」、初期テレビアニメの傑作「スーパージェッター」も!
2. 日下三蔵が、こだわりぬいて選んだ、ここでしか読めない珠玉の作品群がずらり。
3. 単行本への掲載は初となるエッセイも収録!
4. 豪華造本にも注目!

▼著者プロフィール
筒井康隆(つつい やすたか)
1934年、大阪生まれ。同志社大学文学部卒。乃村工藝社勤務を経て、デザインスタジオ<ヌル>を設立。60年、SF同人誌「NULL」を発刊、同誌1号に発表の処女作「お助け」が江戸川乱歩に認められ、「宝石」8月号に転載された。65年、上京し専業作家となる。以後、ナンセンスなスラップスティックを中心として、精力的にSF作品を発表。81年、「虚人たち」で第9回泉鏡花賞、87年、「夢の木坂分岐点」で第23回谷崎潤一郎賞、89年、「ヨッパ谷への降下」で第16回川端康成賞、92年、「朝のガスパール」で第12回日本SF大賞、2000年、「わたしのグランパ」で第51回読売文学賞を、それぞれ受賞。02年、紫綬褒章受章。10年、第58回菊池寛賞受賞。他に「時をかける少女」、「七瀬」シリーズ三部作、「虚航船団」、「文学部唯野教授」など傑作多数。現在はホリプロに所属し、俳優としても活躍している。

▼編者プロフィール
日下三蔵(くさか さんぞう)
1968年、神奈川県生まれ。出版芸術社勤務を経て、SF・ミステリ評論家、フリー編集者として活動。架空の全集を作るというコンセプトのブックガイド『日本SF全集・総解説』(早川書房)の姉妹企画として、アンソロジー『日本SF全集』を編纂中。 編著『天城一の密室犯罪学教程』(日本評論社)は、第5回本格ミステリ大賞(評論・研究部門)を受賞。その他の著書に『ミステリ交差点』(本の雑誌社)、主な編著に、《中村雅楽探偵全集》(創元推理文庫)、《山田風太郎忍法帖短篇全集》(ちくま文庫)、《都筑道夫少年小説コレクション》(本の雑誌社)などがある。

【著者紹介】
筒井康隆 : 1934年、大阪生まれ。同志社大学文学部卒。乃村工藝社勤務を経て、デザインスタジオ“ヌル”を設立。60年、SF同人誌「NULL」を発刊、同誌1号に発表の処女作「お助け」が江戸川乱歩に認められ、「宝石」8月号に転載された。65年、上京し専業作家となる。以後、ナンセンスなスラップスティックを中心として、精力的にSF作品を発表。81年、「虚人たち」で第9回泉鏡花賞、87年、「夢の木坂分岐点」で第23回谷崎潤一郎賞、89年、「ヨッパ谷への降下」で第16回川端康成賞、92年、「朝のガスパール」で第12回日本SF大賞、2000年、「わたしのグランパ」で第51回読売文学賞を、それぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 法水 さん

    「12人の浮かれる男」「将軍が目醒めた時」「スタア」などの戯曲と関連エッセイ、単行本未収録作品を収録。筒井康隆大一座は一度は観てみたかったなぁ。ところで『廿日鼠と人間』の作者がヘミングウェイとなっているのはあまりにもありえないミス(文庫版ではちゃんとスタインベックになっている由)。安部公房さんの名前も間違ってるし他にも色々と。そもそも復刊ドッココムに校閲部ってあるのかな(笑)。

  • 渡邊利道 さん

    筒井さんの戯曲はしっかりしていて読んで面白いし上演もしやすそうだ。なんというかすごく真面目な感じがするのでちょっと困惑するけど役者目線と考えれば納得できる。エッセイでわりと保守的と言っていい好みも語られていて、ほとんどは単行本で読んでいるのだがあらためて時代を感じる。未発表ものの映画シナリオっぽい「会長夫人万歳」はものすごく興味深かった。とくに若い男女の会話が当時をしのばせていい。ハスミンの『伯爵夫人』に喜ぶわけだなあとか。

  • nightowl さん

    Part1+「スタア」の高評価確認+諸々のおまけといった一冊。元ネタより構成が巧みな表題作、下らないことが最重要機密?「情報」、個人的には伏線はあるけれど強引だと思う『乗越駅の刑罰』戯曲版「改札口」、軍部礼讃主義に一狂人が利用される恐怖「将軍が目醒めた時」、芸能人夫婦の新婚パーティー当日に夫の元恋人が赤ん坊を背負ってやって来た!そこから始まる諸騒動「スタア」(初劇作と思えない映画化も納得の出来)と怒涛の勢いで攻めている。全戯曲シリーズ紹介初っ端に丁度良い。著者特有の下品話ファンには「冠婚葬祭葬儀篇」が有。

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筒井康隆

1934(昭和9)年、大阪市生れ。同志社大学卒。’60年、弟3人とSF同人誌“NULL”を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が“宝石”に転載される。’65年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。’81年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、’87年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、’89(平成元)

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