講談のエッセンスを えほん に凝縮して移植｡声に出して講談師気取で読み聞かせる､または読ませる意図があるようだ｡また巻末の解説は大人の教養にもなるもので親子で楽しめる。

講談えほんシリーズでは最も子供向けかも｡音読してこその講談のエッセンス(調子)を取り込んだ絵本｡大胆な絵にも楽しまされる｡

六代目神田伯山の自叙伝〜その1 生い立ちから松之丞時代〜といったところでしょうか？ 自分が何に向いているかを見つける才能こそ大事なんだと思える若者にこそ読んで欲しい一冊。