モンゴル帝国誕生 チンギス・カンの都を掘る 講談社選書メチエ

白石典之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062586559
ISBN 10 : 406258655X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
248p;19

内容詳細

小さな遊牧民グループの若きリーダー、テムジンは、厳しい自然環境を生き抜くため、良質の馬と鉄を手に入れ、道路網を整備し、モンゴルの民の暮らしを支え続けた。そして、質素倹約・質実剛健を旨とするこの男が四十代を迎えた時、図らずも「世界征服への道」は拓かれた―。十三世紀、ユーラシアの東西を席巻したモンゴル帝国。その誕生への道のりを、最新の考古学で解明する。

目次 : 第1章 実像を追う―尽きない謎/ 第2章 転機を読む―チンギスの誕生/ 第3章 寒さに克つ―モンゴルの自然環境/ 第4章 馬を育む―圧倒的な機動力/ 第5章 鉄を求める―資源をめぐる争い/ 第6章 道を拓く―首都とネットワーク/ 第7章 故郷を慈しむ―国づくりのヴィジョン

【著者紹介】
白石典之 : 1963年、群馬県生まれ。筑波大学大学院歴史・人類学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、新潟大学人文学部教授。専門はモンゴルの考古学。2003年、第一回「最優秀若手モンゴル学研究者」として、モンゴル国大統領表彰を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • スプリント さん

    遊牧民文化は遺跡はないと思っていました。モンゴルの躍進をささえた要素を考古学視点から解き明かします。

  • 六点 さん

    アラフォー以上の歴史好きなら嘗て光栄(コーエイテクモ)が発売した歴史SLG『蒼き狼と白き牝鹿』に出てくる「オルド」というコマンドを覚えているだろう。オルドとはモンゴル語で王侯の宮殿から宿営地までを含む多義の単語であるが、大規模なオルドの遺跡であるアラウガ遺跡の発掘を中心に考古学と諸学共同の成果によってチンギス・カンの実像に迫った本である。その成果からは鉄と馬と交易路を制し、モンゴル高原を制したという、今までに無い剽悍な王の姿が立ち現れてくる。著者のモンゴル愛溢れる小ネタが何時かモンゴルへ行きたいと思わせた

  • さとうしん さん

    考古学の成果から見るチンギス・カンとモンゴル帝国。特に鉄資源との関わりに重点を置いている。面白かったポイントは、一般的にチンギス・カンの盟友とされるジャムカとの関わりがほとんど触れられていないかわりに、ケレイトのトオリルとの関わりについて詳しく述べられている点、当時のモンゴル高原が金と西遼との勢力争いの場となっており、チンギス・カンは当初親金派として活動したことなど。あくまで「カン」として生涯を終えた等身大のチンギスが描かれている。

  • sk さん

    モンゴル帝国誕生の秘密を、文献よりはむしろ考古学の現場から検証していく画期的な著作。歴史学の中に閉じこもっていない学際的な本。

  • Humbaba さん

    最初は同じ方向を向いていたとしても、時が経ち前提条件が崩れれば違う道を歩むこととなる。ある時衝動的に決断したかのように見せても、実際には様々な前提を織り込んでの判断を下している。そうでなければ大きな国を導いていくことなどとても出来ずに失敗してしまう。

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