今までの猿の惑星を知っていると、別物。 全く違う作品だと思えば、楽しめる作品。 猿のCGが素晴らしいので、そこの見応えは抜群。

猿だろうと人間だろうと欲望は同じ。それならば幸せになろうではないか！イラク戦争などの対し、そんな感情を与える作品です。

細かいことをいうと霧がないけど この作品は原作と違って面白かったです。うわさでこの続きがあるそうです。もしそれがホントならもう一点上げたいと思います。もしもし続きがなかったら、ティム・バートンは鬼才じゃなくて、馬鹿でしょう。 とりあえず、猿の惑星（前編）

映像、音、音楽、演出といい全てが満点の作品でした。リ・イマジネーションということで、「前作と殆ど同じなら観なくてもいいか。」と思っていましたが、観てみると全くの別物の作品に仕上がっていました。−２点はラストがちょっと・・・。

ストーリーが知らないひとでも、タイトルくらいは知ってる！と云う程「2001年宇宙の旅」と肩を並べる？SF映画の金字塔。一昨年日本でもリバイバル公開されたが、ニューマスター画質で字幕の一部も新内容だった。ＤＶＤ版「猿の〜」は画質はＴＨＸマスターでスクイーズ収録。

同年の『2001年宇宙の旅』と見比べると悲しい気持になる、TVドラマの延長のようなもろに時代を感じさせる展開に（涙）。ただ、当時としてはそれまでになかった空恐ろしいまでに斬新な映画感覚だったろうし、事実長らくそうだった。

監督したティムバートンでさえ嫌がってた作品だった。そこまで悪くはないと思うけどバートンらしさが出てないのが残念。もっと想いどおりにさせてやって欲しかったね。

オリジナルはあまりにも偉大なので、対比しては可哀想かな、というのが正直な印象です。現代のハリウッドを象徴してるな、と感じたのはとにかくスピーディーな展開、そして”間”を嫌う、というか”間”の良さを分からないアメリカを反映してか、よく動くし、よくしゃべる。

猿の惑星は、元の作品の方がｼﾝﾌﾟﾙでｲﾝﾊﾟｸﾄがあった、ﾃｨﾑは好きだけど先が分かりやすくてつまらない、やはり映画は見てる人が、展開や先がよめるようではつまらない が、この作品です。

一作目のあの救いようの無さは圧巻にして無類だった。娯楽大作であると同時に前衛的な緊張感を漂わせるのに成功している。ただたんに荒唐無稽なだけの続編の数々は、名作に泥を塗っている。