CD 輸入盤

『海〜清水研作作品集』 清水信貴、清水理恵、時任和夫、藤田雅、鈴木賢太

清水研作(1961-)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
EZCD10012
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

日本的美学の原点に通底する独自な音世界
〜天地自然の恵みのなかに横たわる儚い生〜

日本語解説書&オビ付き

日本的美学の原点に通底する独自な音世界
「ハーバード大学より作曲で博士号」という異色の経歴を持つ作曲家・清水研作と名手たちの饗宴〜天地自然の恵みのなかに横たわる儚い生〜を音で綴ります。

「今回聴かせていただいた作品は、少なくとも僕にはとても興味深くまた共感のもてるものであった。いわば煩悩や迷妄を断ち切ったクールでクリーンな音の世界であった。またそこには、どことなく中世日本的な貴族趣味の片鱗を感じさせるような品位があった。」(石田一志 ブックレットより)

【清水研作 / KENSAKU SHIMIZU (composer)】
1961年新潟に生まれる。アメリカ、ボストンのニューイングランド音楽院音楽理論科、同音楽院大学院作曲科卒業後、ハーバード大学大学院博士課程作曲科に特待生として入学、Teaching Fellowとして作曲と音楽理論のクラスで教鞭を取る。後にハーバード大学より博士号取得。これまでに数多くの賞を受賞したほか、90年にはヴィエニャフスキ国際作曲コンクールにおいて満場一致の優勝(2位なし)を果たす。98年フランス国立音響音楽研究所(IRCAM)Stage Programに選ばれ、コンピュータ音楽の研鑽を積む。
 作品は国内外で広く演奏され、ボストン交響楽団元首席フルート奏者ドリオ・ドワイヤー女史の委嘱をはじめ、オルガン奏者林佑子女史、(財)数理科学振興会(理事長:広中平祐氏)、4人の箏奏者によるカルテット『Vortex』、フルートと箏のデュオ『Duo Maypher』、94年薩摩琵琶古曲研究会によるモノオペラ『銀杏散りやまず』(原作・辻邦生、舞台美術・磯崎新、演出・木戸敏郎)ほか、多数の委嘱を受けている。また、『サントリーホール10周年記念フェスティバル公演・特別企画―オルガン歴史紀行』にて、オルガン作品がサントリー大ホールにて演奏された。木管4重奏曲が東京で、また99年にはアルトサクソフォンとピアノのための作品がベルリンで委嘱初演された。2002年東京で作品展を催し、パリを中心に活躍するDiotima弦楽四重奏団により日本初演され、パリ管弦楽団副コンサートマスター千々岩英一氏によりヴァイオリンソロ『異なる時空I』が世界初演された。また『異なる時空II』がフルート奏者ジャック・ゾーン氏により初演、04年音楽之友社より出版された。同年、室内楽作品『プリズム』、『風に順いて呼ぶ』が、06年ピアニスト鈴木賢太氏からの委嘱作品『星々の記憶へII』が初演された。07年からシリーズで『邂逅にて』、『海I』、『海II』がパウエル・フルート・ジャパンにより委嘱初演された。09年オーケストラのための『変容』がウクライナのキエフにて、キエフ国立フィルハーモニー交響楽団により初演。
 フランスのTalloires International Composer's Conference、Toulouse 現代音楽祭にゲスト作曲家として参加。07年アメリカ、ニュージャージー大学及び中国チチハル大学に招聘され、作品の初演や自作についての講演を行う。
 コンサートのディレクターとしても意欲的な活動を行っている。2001年より第四銀行主催のコンサート・シリーズ『What’ s Music?-清水研作と仲間たち』では、国内外の著名な演奏家を招き、多彩なプログラムで構成されたコンサートを企画制作。
 現在、新潟大学教授。中国黒竜江省チチハル大学芸術学院客員教授。(ENZO Recordings)

【収録情報】
清水研作:
1. フルート2本とピアノのための『海I』
2. ピッコロのための『星々の記憶へI』
3. アルト・フルートのための『MAI』
4. フルートとピアノのための『アルカディアの森で』
5. ピアノのための『星々の記憶へII』
6. 独奏フルートのための『異なる時空II』
7. フルート2本とピアノのための『海II』
 時任和夫(ピッコロ 2)
 清水信貴(フルート 1,6,7)
 清水理恵(フルート 1,4,7、アルト・フルート 3)
 藤田雅(ピアノ 1,7)
 鈴木賢太(ピアノ 4,5)

 録音時期:2010年3月31日-4月2日
 録音場所:魚沼市小出郷文化会館
 録音方式:デジタル(セッション)

 CDは国内プレスとなります。

内容詳細

清水研作(1961〜)はハーバード大学大学院で博士号を取得した気鋭の作曲家。国内でもようやく知られはじめた人だが、今回のアルバムはフルート作品のみを集めている点でも異色。フルートのソノリティと独自性のある音風景、和的な時空間が直結しているのは興味深い。演奏もいい。(弘)(CDジャーナル データベースより)

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タイトルの「海」という文字に惹かれ、また...

投稿日:2010/07/11 (日)

タイトルの「海」という文字に惹かれ、またフルートとピアノのCDが興味深くて購入しました。 聴いてみて、今までのフルートというイメージが大きく変わりました。 ピッコロ、フルート、アルトフルート、ピアノという、バライティに富んだ楽器の構成で、聴いていて飽きません。 作曲家の清水研作氏を初め、ピッコロの時任和夫氏やほかの演奏者たちも、音楽界の第一線で活躍されている方々ばかりで、出演者の豪華さにびっくりしました。 また、作品は「海」や「星々」「森」「舞」など、曲のタイトルの中に出てくる言葉の描写がそのまま美しい音になっている感じがとても心地よかったです。 現代音楽が好きな人はもちろん、難解で苦手という人にも、これはお勧めの作品です。

aprilfool163 さん | 新潟県 | 不明

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人物・団体紹介

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清水研作(1961-)

1961年新潟生まれ。米国ボストン、ニューイングランド音楽院及び同大学院卒業。ハーバード大学大学院博士課程に特待生として入学。ハーバード大学助手として作曲・音楽理論のクラスで教鞭を執る。後に博士号取得。1990年ヴィエニャフスキ国際作曲コンクール優勝。フランス国立音響・音楽の探求と調整の研究所(IR

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