たまさか人形堂それから 文春文庫

津原泰水

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167905484
ISBN 10 : 4167905485
フォーマット
出版社
発行年月
2016年02月
日本
追加情報
:
222p;16

内容詳細

「玉阪人形堂」を祖父母から譲り受け、店主となった元OLの澪。今日もこの小さな店には人形に関する様々な難題が持ち込まれる。赤いマーカーの汚れがついてしまったリカちゃん人形、髪が伸びる市松人形、盲目のコレクターが持ち込んだ「小田巻姫」の真贋―。人形と人間の不思議な関係を円熟の筆で描く、人気シリーズ第二弾。

【著者紹介】
津原泰水 : 1964年、広島市生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒業。89年、津原やすみ名義で少女小説家としてデビュー。97年に現名義で『妖都』を上梓以降、幅広いジャンルにわたる執筆活動を続ける。2006年に発表した自身の高校時代に材をとった『ブラバン』がベストセラーに。12年、『11』が第2回Twitter文学賞国内部門1位、14年、「五色の舟」がSFマガジン700号記念企画「オールタイム・ベストSF」国内短篇部門で1位に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 紫 綺 さん

    単行本にて読了。和洋、新旧、とりどりの人形たちに出逢える連作短編小説。まだまだ続いて欲しい♪

  • hanchyan@連戦連勝の前には必ず負けがある さん

    ためしに、『人形』全般を(その所有者一人ひとりに内在する小さな)『物語』の『依代』として、この現実世界に形を成した造形物、と定義してみる。となれば、壊れた人形の修復という作業は、ズバリ『物語の再生』にほかならない、ということだ。コレはそういうシリーズです。再読して分かった。ヘンなはなし、個人的に大好きなワールドトリガーとか、あとワンピースなんかもそうだが、キャラクタを使い捨てにしてないのが美点だと思ってたんだけど、本シリーズも同様。時おり身もすくむような深淵を垣間見せつつ、手触りはとてもとても優しい。

  • hanchyan@連戦連勝の前には必ず負けがある さん

    津原さんの、ソフトな方のやつ。さて、何がそんなに面白いの?と問われるとちょっと詰まる。リアル系いいはなしなので、奔放さは控えめながらももちろん津原さんならではの達者な文体や活き活きとしたダイアログはたしかに味わえるが、全く初見で本書から一篇をひょこっと選んで読んだら「それ程かあ?」とか思っちゃうかも。というわけで、本作はまさしく「〜それから」の一冊なのだなあ。その辺は「ルピナス」と相似かもだ。そんな中「髪が伸びる」はプロット・トリック(?)とも実に本格ミステリ的、且つ終幕が素晴らしい。とても面白かった。

  • エドワード さん

    先の本を読んだのが一年半前、でも主人公たちを覚えていた。祖母の人形店を継いだ澪、職人の師村と冨永の三人組が営む玉阪人形堂。前回はラブドールが強烈だったが、今回もリカちゃんに始まり、市松人形、阿波人形浄瑠璃と人形大国日本の面目躍如である。チェコからもしっかりゲストが来る。師村と冨永の職人魂がぶつかり会う様の気迫がすごい。最後に冨永は店を出て修行の旅に出る。人形作りの道は果てしなく長いね。口の悪い束前も実は澪の助け舟だ。人形たちが語りだす最終章「雲を越えて」、人形にも魂があると信じる私にはこの章が実に愉快だ。

  • み さん

    さくさくと♪2作目は、最初のリカちゃんと、最後の人形の会話が好きでした。リカちゃんハウス持って、幼馴染と遊んでたなぁ、あたしのリカちゃん実家にあるかな?

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津原泰水

小説家。1964年広島県生まれ。青山学院大学卒。1989年に少女小説家“津原やすみ”としてデビュー。1997年、“津原泰水”名義の長篇ホラーである『妖都』(早川書房)を発表。2011年の短篇集『11 eleven』が第2回Twitter文学賞国内部門第1位、収録作の「五色の舟」はSFマガジン「201

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