狙撃 地下捜査官

永瀬隼介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784048740562
ISBN 10 : 4048740563
フォーマット
出版社
発行年月
2010年05月
日本
追加情報
:
20cm,283p

内容詳細

東小金井署刑事課の上月涼子は突然署長に呼ばれ、本庁勤務を告げられる。彼女の任務は警察官を内偵するという特別監察官だった。やがて14年前に発生した警察庁長官狙撃事件の真相につきあたる…。超本格警察小説。

【著者紹介】
永瀬隼介 : 鹿児島県生まれ。週刊誌記者を経てフリーとなり、事件ノンフィクションを中心に活躍。2000年『サイレント・ボーダー』を発表し、小説家デビュー。事件現場で培われた取材力をいかし、骨太のサスペンス、警察小説、犯罪小説を描き注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • きさらぎ さん

    警察組織での女の立場なんてこんなものなのだろう。痴漢相手のおとり捜査、ターゲットをたらし込むだけの色気のある道具。本筋の特務監察室の話はもちろん面白いが、冒頭の痴漢のシーンも読みごたえがある。お金や身分証は奪わない・暴力や写真はだめと己にルールを課している犯人は、通りすがりの女に勝手に勃起し怯える顔をみて興奮する変態野郎だけど、写真を撮り身分証を奪い、その後も脅し続ける卑劣な男たちに比べればまだマシだ。そしてここにでてくる男たちも所詮女はアクセサリーと思っている同類であり、頭の固い特権階級に固執した人達。

  • まつじん さん

    骨太の警察ミステリ、公安警察のあり方に鋭いメスを突っ込む・・・ある意味理想主義的なミステリですかな。そう世間には未解決事件がたんまりとあり警察の不祥事も後を絶ちません。いくらでもこの手の”陰謀説”敵な犯人像を描く題材はたっぷりありそうですね。これからも色々な”説”が読めそうで楽しみです。

  • RIN さん

    警察庁長官狙撃事件の真相は?という柴田哲孝さん的な陰謀説小説。というメインテーマの外堀として、キャリア警察官僚対象の「特務監察室」の面々とそのエピソードが連作短編集的に綴られる。監察対象警官といえばノンキャリ、というのがこれまでの定番だったのでこれはなかなか興味深い。やはりノンキャリとキャリアは道の踏み外し方もちょっと違う。どう読んでも29歳女性刑事が尾野真千子に脳内変換される(笑)。つまりそういうキャラ(笑)。中盤以降はなかなか読み応えがあった。やはり文章の巧い作家さんの小説はあまり外さない。

  • ひらこ さん

    う〜ん。なんだか読者そっちのけ? …現実の未解決事件を題材にしたフィクションなんだけど、現実味を少しも感じさせない、というか、共感できるところがなかった。共感できないのでスリルもないのだ。作品の内輪では盛り上がってるわりに、読んでるほうは置いてけぼりで、蚊帳の外といった感じ。筆者は、警察組織を糾弾したくて書いたのだろうか?それとも、命をかける警察官を描きたかったのか?よく分からない。終始、主人公の言動には違和感があり、首を傾げたくなることしばしばだった。『閃光』は期待していいのだろうか

  • RAKUSI さん

    短編連作。異動じやなくて配置転換。特務監察官として警察官の事件に関わっていく話。警察庁長官狙撃事件を扱った作品。幕切れは呆気なく、モヤモヤが残った。死人が多すぎる。本のラストの描写には、好感が持てる。本作を読んで、公安って、本当に怖いって思いました。

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人物・団体紹介

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永瀬隼介

1960年、鹿児島県溝辺町(現・霧島市)生まれ。「週刊新潮」記者を経て’91年、独立。本名・祝康成名義で『一家四人惨殺「十九歳」犯人の現在』(月刊「新潮45」掲載)等、主に犯罪ノンフィクションを手がける。その後、劇画『ゴルゴ13』の原作脚本も多数執筆した。2000年、『サイレント・ボーダー』(文藝春

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