Product Details
ISBN 10 : 4121024109
Content Description
イギリスのEU離脱、反イスラムなど排外主義の広がり、トランプ米大統領誕生…世界で猛威を振るうポピュリズム。「大衆迎合主義」とも訳され、民主主義の脅威と見られがちだ。だが、ラテンアメリカではエリート支配から人民を解放する原動力となり、ヨーロッパでは既成政党に改革を促す効果も指摘される。一方的に断罪すれば済むものではない。西欧から南北アメリカ、日本まで席巻する現状を分析し、その本質に迫る。
目次 : 第1章 ポピュリズムとは何か/ 第2章 解放の論理―南北メリカにおける誕生と発展/ 第3章 抑圧の論理―ヨーロッパ極右政党の変貌/ 第4章 リベラルゆえの「反イスラム」―環境・福祉先進国の葛藤/ 第5章 国民投票のパラドクス―スイスは「理想の国」か/ 第6章 イギリスのEU離脱―「置き去りにされた」人々の逆転劇/ 第7章 グローバル化するポピュリズム
【著者紹介】
水島治郎 : 1967年東京都生まれ。東京大学教養学部卒業、99年、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。甲南大学助教授、千葉大学法経学部助教授などを経て、千葉大学法政経学部教授。専攻はオランダ政治史、ヨーロッパ政治史、比較政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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