もう少し浄瑠璃を読もう

橋本治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784104061167
ISBN 10 : 4104061166
フォーマット
出版社
発行年月
2019年07月
日本
追加情報
:
320p;20

内容詳細

男女の恋をテーマとする日本で最初の劇作品『曾根崎心中』、喧嘩っ早いヤンキー達が躍動する『夏祭浪花鑑』、泣くことが許されない男のためのドラマ「熊谷陣屋」――近世という時代が生んだ八つの名作を精読すれば、ぶっ飛んだ設定、複雑なプロットの中に、愛おしい人間達が息づく。最高の案内人が遺した最後の案内書。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆうこ さん

    3月に『一谷嫩軍記』を鑑賞に行くので予習としてこの本を手にした。一冊全部では無くこの話だけを読んだが、これはよかった。平家物語をベースにした親子の話、しかもほぼ公演されないであろう箇所も丁寧に説明されていて、初めて浄瑠璃を観劇に行くものとしては本当にありがたい本でした。行く前にもう一度読んで、観劇に臨みたいと思います。

  • ツキノ さん

    『渦』を読んで浄瑠璃を観てみたい!という気になったので、実現前に読んでみる。しかし『浄瑠璃を読もう』の続編とは思わなかった。8作品(小栗判官、出世景清、曾根崎心中、夏祭浪花艦、双蝶々曲輪日記、摂州合邦辻、一谷嫩軍記、伊賀越道中双六)のストーリー解説。まるで当時の様子をわかっているかのよう。作品を観る機会に再読したい。

  • amanon さん

    同趣旨の『読もう』も読んだけれど、未だに浄瑠璃と文楽との定義、それに歌舞伎との関係性がよくわからず(笑)。それと同時に、『読もう』を読んだ時と同様に、浄瑠璃の世界って、著者が言うように、相当にぶっ飛んでいて、ご都合主義で、訳がわからないものなんだな…ということは認識できたか。いみじくも著者が言及していたが、今日のような個人というものが確立されていなかった時代の作品を今日的な尺度で計ろうとするのは、無理があるのかも。また、実際に浄瑠璃を見れば、文章では伝えきれない魅力を覚えるのかもしれないが。要再読本。

  • futomi さん

    摂州合邦辻と、一谷嫩軍記は地元の人形座が繰り返し演じ馴染み深い。摂州は中でも好きな作品だ。玉手が「本気でないはずは」(236ページ)ないのは承知だが、この執拗さは確かに怖い。床本を読むのは好きなのだが、言葉の調子の良さに引っ張られて、こんなに深く読んでいなかったように思う。 江戸時代の人々の考え方、物語の進め方が興味深く、次回の観劇が楽しみだ。前作も読まなくては。

  • ori さん

    ほーなるほどー、へえーと思うところだらけだった。さすが橋本治… 『「普通」というと、「なんの特徴もない凡人面した二流の優等生」みたいに思えますが、「普通の人」というのは「当たり前に歪で、自分の歪さを不思議がらない人達」のことでもあります。』

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人物・団体紹介

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橋本治

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルで精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年

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