高瀬舟 乙女の本棚

森鴎外

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784845638826
ISBN 10 : 4845638827
フォーマット
出版社
発行年月
2023年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
56p;18X20

内容詳細

目次 : 【内容】 / 次第に更けて行く朧夜に、沈黙の人二人を載せた高瀬舟は、黒い水の面をすべって行った。 / 罪人を乗せる高瀬舟の上。弟を殺した喜助の護送を命じられた庄兵衛は、その不思議な様子に興味を持ち、彼に話しかけた。 / 森森外の名作が、書籍の装画やCDジャケットなどで活躍し、本シリーズでは、室生犀星『詩集『抒情小曲集』より』、 / 小川未明『月夜とめがね』、芥川龍之介『蜜柑』、梶井基次郎『檸檬』を担当するなど幅広い世代から支持を得ている / イラストレーター・げみによって描かれる。 / 名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 / 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。

【著者紹介】
森〓外 : 文久2年(1862年)島根県生まれ。小説家。東京大学医学部卒業後、陸軍軍医となり、留学生としてドイツに4年間滞在した。帰国後『舞姫』などを発表し、小説家としても活動をはじめる。またゲーテ『ファウスト』などの翻訳も行った

げみ : 平成元年(1989年)兵庫県三田市出身。京都造形芸術大学美術工芸学科日本画コース卒業後、イラストレーターとして作家活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • MI さん

    高瀬舟、それは罪人を乗せて京都から大阪に流される舟。弟殺しの罪に問われた喜助とその護送にあたった庄兵衛。喜助の心持ちに不審に思い、庄兵衛は彼に話しかけた。彼の身の上に胸が苦しくなったが、同時に喜助と庄兵衛をわけた隔たりとは考えると深いなと思った。このシリーズまた他の名作も読んでみたい。

  • ☆よいこ さん

    乙女の本棚シリーズ▽朧月夜に罪人を運ぶ高瀬舟。同心の羽田庄兵衛(はねだしょうべえ)は、弟殺しで島流しになった喜助(きすけ)が明るい顔をしているのが気になった。「喜助。お前何をおもっているのか」喜助は今までは暮し向きがとても苦しくて居場所が無かったが、島流しになったことで「自分がいていい場所」を得られたことを喜んでいた。弟殺しの詳細についても語る。病を苦に自殺しようと喉を切り裂いた弟が死にきれず苦しみ、喜助が喉の剃刀を抜いたこと。庄兵衛はその話を聞き思案する▽音読30分。弟殺し場面がグロくてつらすぎた。

  • 美紀ちゃん さん

    名作!罪人を島に送る船で、どの罪人も重たい表情なのに対して、この喜助はとても爽やかな顔をしている。不思議に思い、お役人様が喜助に話しかける。どういう事情なのか?と。弟は自殺しようと、クビに剃刀を当てていた。それを助けた兄。兄を思う弟と、弟思いの兄。これは犯罪なのであろうか?同心のお役人様(庄兵衛)も、悩む。 でも清々しい顔をしている喜助。 庄兵衛には、 空を仰いでいる喜助の頭から毫光がさしているように思えた。 とても印象深い話。げみさんのイラストがとても素敵。このシリーズ好き。

  • 寂しがり屋の狼さん さん

    『乙女の本棚』シリーズ30冊目📚(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)森鷗外は初読み、挿絵は同シリーズでおなじみ「げみ」さん。「次第に更けていく朧夜に、沈黙の人二人を乗せた高瀬舟は、黒い水の面をすべって行った。」罪人を乗せる高瀬舟の上。弟を殺した喜助の護送を命じられた庄兵衛は、その不思議な様子に興味を持ち、彼に話しかけた…

  • ぐうぐう さん

    朧夜に高瀬川をゆく小舟。罪人を乗せ、同心が大阪へ連れていく。同心の庄兵衛は、弟殺しの罪人・喜助がこれまでの罪人とは違い、晴れやかな表情をしていることに疑問を抱き、思わず喜助に事情を訊いてしまう。そこで語られる喜助の心情、そして弟殺しの真相が庄兵衛の心を揺らす。森鴎外の「高瀬舟」は、江戸時代の話であり、大正に発表されたというのに、とても現代的な主題を描いている。喜助の半生を聞き、庄兵衛が自らの半生と比べてみる場面を、(つづく)

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森鴎外

本名森林太郎。1862(文久2年)に、石見国鹿足郡津和野で生まれる。本来は津和野藩亀井家の14代典医となるはずだが、時代が明治となって、典医だった森家は没落。大学卒業後、陸軍軍医となって、陸軍省派遣留学生として4年間ドイツに留学。帰国後は小説家・評論家・翻訳家として文学活動を盛んに行なう。また陸軍で

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